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戦慄のモルテナ  作者: 緑樹ユグ
王国侵攻編
5/23

「娘様と補佐」

今日もニィナはモルテナの家に行こうとすると門でとある人物を見ます

それは悪魔王の娘、ムクロと悪魔王補佐のレイスと呼ばれる人物です

後日


わたしはまたモルテナの家に行く。そこに行けば色々とできるから


フレンドリーで、わたしを気に入ってくれたモルテナ。本当に正義の人なんだな。と思う


前に富裕層を襲って金と財宝を奪ったのは悪かもしれない。でも、話せば違った


それに襲撃されたときもモルテナは強くてあっという間に倒したとのことだった


モルテナは死体を埋めたり近場にある畑の肥料にしたらしい。そのシーンはあまり見たくないが


わたしもいずれフレンドリーなモルテナに手伝える仕事ができるだろうか?ワクワクしていた


村の大通りを通ってモルテナの家へ。今日はどんなことを言えるのだろうか?


わたしは彼女を気に入っていた。赤いドレスを着て、大鎌を持って敵を迎え撃つ


あの大鎌というのも持ってみたいが恐らくわたしでは無理だろう。だって重そうだもん


モルテナだからこその大鎌。これに限る。わたしにも何か力があればなあ…


いよいよモルテナの家の門まで近寄ると、2人の人がいた。おや?誰だろう?


後ろ姿を見ると一人は大きい体をして何を着てるんだあれ…という姿をしていた。おまけに武器もある。あと青い肌だ


もう一人は小さく、マントっぽいものを羽織っているのが確認できる。杖を持っている


「えーと。ここだよねレイス?」


「娘様。あなたは何度も来てるでしょう。モルテナの家忘れましたか?」


ん?モルテナ関係なのかな?悪い人ではなさそうだし聞いてみよう


「すいません」


わたしが言うと2人は向く


「どなたかな?」


「わたし、モルテナの友人でニィナって言います。これからモルテナの家に行くんですか?」


わたしは自己紹介もかねた発言するとその人は言う


「そうなんだ!じゃああなたはモルテナの友達?人間っぽいのに?」


「失礼な言い方ですよ娘様。そうです私たちはモルテナに用事があって来ました」


2人が前を向くと美人に美人だ。というか青い肌の人はやけに体格がすごすぎる


「じゃあアタシらと一緒にモルテナの家にいこっか!」


「そうですね。ニィナさん、すいません」


もうひとりの人は丁寧そうだ



「まあ!ムクロにレイス!それにニィナもいたの!」


モルテナの家の玄関でモルテナが来てくれてわたし含めて驚いてくれた


「やっほーモルテナ。アタシの親友。元気してた?」


「モルテナ様。レイスです。お久しぶりでございます」


モルテナの顔を見たら彼女はとびっきりの笑顔だった


「入ってみんな。お茶とお菓子用意するわね」


そう言ってわたしも含めてムクロさん、レイスさんは客間に通された


客間に行き、椅子に座り、早速用意した赤いお茶とお菓子を用意してくれた


「モルテナ、わたしはもうお友達なのに」


「いいのよ。あなたはお友達でも大切にしたいから」


大切にしたい、か…


「うーん。これ紅茶じゃないね」


「娘様。これはルイボスティーと呼んで体に良いお茶ですよ」


ムクロさんのほうは娘様と呼ぶんだね


ここまで話してモルテナはようやく座る


「さてムクロとレイス。ニィナもそうね。ここに来てくれてありがとう。とても嬉しいわ」


「ううん。親友だしずっとここにいていいってお父さんから許可取ってあるから」


「私もその一人です。娘様、ここまで来るのにあちこち道間違えているんですよ」


…この娘様というのは少し頭が弱いのだろうか。口に出せないけど


「まあここへ来たからやっと安心だよ!アタシは力強いから任せてね!」


「度々討伐隊が来たときは娘様が前線に立って敵を追い返していましたから」


レイスさんはルイボスティーをすすっと飲む


「でも…わたくし思うのはほぼ毎日来て悪魔王さんのストレスが溜まってないか心配だわ」


「お父さんストレス感じてるけど、部下に八つ当たりする人じゃないから。でもちょっとお疲れ気味なのは確かだよ」


「娘様の言う通りです。私らでどうにかできないか。と思うたびに邪魔するように討伐隊が来てため息。ですから」


悪魔の国の王様って結構たいへんなんだなあ


「そうね。わたくしもちょくちょく討伐隊を殺しているけど人数が多くなってきた傾向があるわ」


「人間の王国がどんどん兵士を補給してるのは確かだろうね」


「根本的に。まるで草は根っこから取らないといけないことをしないと疲弊してきますから」


そうなんだ…わたしはモルテナのことを信じているからムクロさんとレイスさんの話も信じたいと思っている


「モルテナ。わたしに…何ができるかな」


「大丈夫よニィナ。あなたはあなたなりのことをすればいいから。もちろん付き添いも可能よ」


「いいねタメ口。ねえねえニィナアタシにもタメ口でいいよ?」


い、いきなりフレンドリー?しかも悪魔王の娘にいいのだろうか?


「で、でも…」


「あ、私もいいですよ。私はこんな口調ですが、フレンドリーになりたいので…タメ口で」


レイスさんにも言われた。断ると何されるかわからない


「わ、わかった…ムクロ、レイス。これでいいね?」


「うん!お友達、増えてよかった!」


「はいよろしくお願いします。人間とはいえ、かなり良さげと言っていいですね」


良い…人間…か


わたしは果たして良い人間だろうか?ムクロも、レイスも、そしてモルテナ。わたしはどういう運勢なの?


がちゃ


わたしがその音の方向に向くとお手伝いさんが来た


「あら?どうしたの?」


「モルテナさん、この前襲撃した奴らの王国のアジトがわかりました」


その紙を見たら地図だった。ちらっと見たが地図にマークしてるのがわかった


「偵察ありがと。これ、持っておくわね」


「はい!」


そう言うとお手伝いさんは去っていく


「なになに、アタシの力が使えそう?」


「アジトとなると厄介ですね。そこを潰さないと虫のように湧き出てきますよ」


ムクロは笑顔で、レイスは真面目な顔だった


「うふふ…あははっ。では行きましょうか。ついでにアジトは消し炭にしてしまいましょう」


モルテナの笑い顔が見れた。きっと余裕の顔なのだろう


「はっはっはっ…ニィナ。あなたもわたくしたちに着いて行きなさい」


「わたしに何ができるの?」


「簡単よ。荷物運び。きっと何か物資があると思うわ。それを全て持って帰るわよ」


「…わかった」


わたしがそう言うとずっと、モルテナが立ち上がる


「さて。お邪魔虫なアジトを燃やしてしまいましょうか」


「あ!いーねー!アタシもやりたーい!」


「では、私もモルテナさんに参加しますか」


全員が言って外に出ようとしていた。わたしは上手くいくのだろうか?



モルテナ、ムクロ、レイス


わたしも精一杯お手伝いするからね




ここまで読んでくれてありがとうございます!

さて、お次はアジト殲滅の話です。まあこのメンバーだと何事も無くできそうですが…

しかしニィナはやや心配。付いて行きますとは言っても何ができるか?

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