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戦慄のモルテナ  作者: 緑樹ユグ
王国侵攻編
4/23

「襲撃殲滅作戦」

モルテナの家に敵(兵士)が襲撃してきます。でも、モルテナは全然余裕そうな顔です

モルテナ視点この話はあります

バン!


わたくしは部下…というか手伝いさんを引き連れて外に出た。するとそこには前に兵士たちがいる


ふふふ…わたくしの強さを知らないのかしら。おまけに弱そうなイメージしかないわね


「外道モルテナ!お前の悪事はここまでだ!」


あらあら。外道とか悪事とか褒め言葉にしか聞こえないわ。外道なのはそちらでしょう?


夜だけど兵士の姿がよく見える。きっと王国の兵士に違いないわ


でも残念。わたくしを殺す前にお手伝いさんがわたくしをかばってくれるわ


わたくしの前にお手伝いさんが武器を持ってかばってくれた。その時点で兵士たちは何もできないのよ


「くっ…!平民が前に!」


真ん中に立ってる部隊長っぽいのがそれを見て止まっている


そうそう。この国の決まりとして平民は絶対殺すなという決まりがあるのよ。当然貧民もね


「モルテナさんを近づけるな!」


「私はモルテナさんを信じている。あんたらなんかどっか行ってしまえ!」


良い言葉だわ。やっぱり助けることはお礼もされる。兵士たちにはわからないかしら?


「隊長!こんなやつらもモルテナと一緒に殺せば…!」


「だめだ!万が一バレたらこっちが重い責任をとらないといけない!」


おっと?そろそろ攻撃したほうがいいわね?


わたくしはぴょーんと飛んで狙うは部隊長。一気に大鎌で襲った


「あーっはっはっは!」


「何!しま…ぎゃああ!!」


わたくしの大鎌は部隊長を斬った。体が真っ二つとなりそのまま死亡


「部隊長!?」


「きゃははは!!」


部隊長が殺されたのか他の兵士も動揺している。今がチャンス。わたくしは他の兵士を殺す


一人、二人とどんどん斬っていく。首をはねたり胴体を斬ったりして次々と倒す


「くっ!弓兵撃て!」


あら?後ろに弓がいたのね?


「モルテナさんの後に続け!」


「矢を撃たせるな!」


わたくしのお手伝いさんはわたくしの周りを囲って矢を撃つことができなくなった


当然弓兵は何もできない。構えたまま膠着してしまったのだから


「ありがとうみんな。うふふ…全員死んでしまいなさい!」


兵士は全滅して弓兵のみになった。わたくしはまたジャンプして弓兵を襲う


「わああああ!!」


「あはははは!!心地良い感触ね!!」


誰一人として残さない。殲滅作戦だった


「よっしゃ!残る奴らも全員倒すぞ!」


お手伝いさんも一斉に襲いかかる


「だ…だめだあああ!」


残った兵士が逃げようとする。あら?後ろ向くとどうなるかわかっているわよね?


「あはは!!」


わたくしは大鎌を投げた。この大鎌は投げればわたくしの手元にすぐ戻るのよ


二人ぐらい逃げたが大鎌を投げて一気に首をはねる。何も逃さないわ


ここで残ったのはわたくしと何も怪我してないお手伝いさんと死体のみ。うふふ…良かった


「やった!またモルテナさんが勝った!」


「モルテナさんがいれば何も心配いらないわ!」


元々は貧民の人なのに、わたくしに勇気を貰って前線でかばってくれる頼もしい人たちね


「ありがとうみんな。いつも嬉しいわ」


「とんでもない!お礼はずっと続けたいですから!」


わたくしはそう言われて嬉しい表情をする。わたくしを助けてくれる人がいるから


「しかしモルテナさん。なんだか…討伐が多いですね」


「ええ。悪魔の国でも毎日討伐隊が来て防戦一方らしいから。追い返してはいるけど」


わたくしは死体を見て言った


「このままじゃ変な武器持った兵士が来そうですね」


「そのことも悪魔王さんに伝えないとね。討伐ばかり来て悪魔王さんもイライラしてるらしいわ」


こうしてわたくしは何事もなく討伐隊を全滅させた。死体は畑の肥料にでもなるがいいわ



悪魔の国


コンクリートやビルもある、普通に文明開化してる国でもある


そんな王宮でもある悪魔王、デビルロードが王の間にいた。その大きい姿は誰もが尊敬している


今ここでモルテナの場所まで行きたいと希望した人物がいた。彼女も悪魔としては強い腕を持つ


悪魔王の娘、ムクロ。悪魔王の補佐、レイス


ムクロは胸が大きく、武断から水着っぽいものを着ている。レイスは厚着というか重ねた服装をしている


ムクロの武器は大斧。レイスの武器は杖。力自慢と魔法を巧みに操る悪魔だ


本当ならムクロ一人だったが、一応念の為とのことで補佐もついでに行くことになった


「…わが娘。補佐よ」


「うん。お父さん」


「ははっ、王よ」


悪魔王は座って2人に命令を出そうとした


「これからモルテナの家に行き、モルテナの世話をしろ。彼女は我が悪魔の国にとって欠かせない人物だ」


「モルテナとは親友だから嬉しい限りだよ」


「ごもっともでございます」


ムクロは立ったまま。レイスはお辞儀している


「わかるとおりモルテナはデスという最高位の死神の子孫。親もそうだし彼女もそうだ。彼女がいなくてはまずいことだ」


そう言われてムクロは軽くお辞儀してレイスは更に頭を下げる


「モルテナにくれぐれも迷惑させないように。では、行ってくるがいい!…気をつけてな」


「うん!お父さんもあまりカリカリしないでね!」


「ご命令をあらば!行ってきます!」


ムクロ、レイスは後ろを向きモルテナの場所へと向かった


「…娘もレイスも、私の大切な人だ。だから私のことは気にせずに行ってほしい」


もう聞こえてないが、悪魔王の優しさがある言葉を言った



続く




ここまで読んでくれてありがとうございます!

さて、娘のムクロ。そして補佐のレイスが来る予定となっています。今回は出ませんでしたが、ニィナとどういう関係になるのか楽しみです

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