表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

歩きスマホ

あちこちで「歩きスマホをやめましょう」というポスターや掲示を見かける。でも、右を見ても左を見ても歩きスマホだらけだ。かつて「スマホやめますか、人間やめますか」と言った人が居たが、今は余り聞かない。思い出すのは、かつてテレビが普及してきた時に言われた「一億総白痴化」だ。時を経て、すっかりそんな事言われなくなった。一説に、皆、白痴化してしまったから誰も指摘しなくなったなどと言う。昨今ではテレビを見る人が段々と減ってきたので、この「一億総白痴化」も解消してゆくかと思いきや、今度はスマホが出てきた。もちろんスマホだからダメと言うつもりは無い。暇つぶしに「面白系動画」を片っ端から見ている人も居れば、量子物理学の論文を読んでいる人もあろう。大統領だってスマホで情報発信している。ただ、客観的な「振る舞い」だけはどうにかならないだろうか。例えば、人とすれ違う時には「すれ違う間は前を見て歩き、通り過ぎたらスマホに目を遣る」が良識的だと思うのだが、まるで逆だ。スマホを見ないにしてもポケットをもぞもぞとまさぐる人は多い。悪いが滑稽だ。これらのスマホがらみの所作は嫌悪するだけでなく、思わず吹き出したくなるものがある。世の中、他者に悪く思われたくない、変に思われたくないと汲々としている人が多いと思うが、そういう人達にも、そういった「へんちくりんな」動作が臆面も無く常態化している。そうそう、話しを戻して「歩きスマホをやめましょう」のポスターについて。最近見たポスターの文言が明快で粋だ。「さぁ、顔をあげよう」。でも、ふと思った。これが駅の壁や柱に貼られているのだが、歩きスマホの人は下を向いているので見ないのでは。壁や柱の最下端に貼る方が良い。できれば床面に。いよいよ変な空間だが、どうなっていく事やら。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ