長い道のり
ゲーム開始時の所持品は
マップと時計と僅かなお金のみ。
スキルも初期段階では何も持っていない。
武器、食料は1つも持っていない。
それらを揃える為にも[カキシ村]には一秒でも早く辿り着きたい。
自身の位置情報は常にマップに矢印表示されている。
向きが変われば矢印の向きも変わるので
向かうべき方向が分からなくなる事はない。
マップには他に森や洞窟、水場なども表記してある。
[カキシ村]の場所を確認する。
現在地から真っすぐ行った先にあるようだ。
正確な距離は分からないが近そうな位置にある。
時計を見る
時刻は10:00
「ここから、どれぐらいかかるか
分からないが可能なら12:00までには辿り着きたい」
のこじは歩き始めた。
地面の感覚はかなりリアルである。
ほんとに、きのこの世界に自分が居るみたいな感覚だ。
服は長袖、長ズボン。身体にジャストフィットしている。
生地はリアルの服よりやや硬めである。
気持ち防御力を感じる。
靴は安全靴のように頑丈な靴だ。
暫く歩いて、初の生物に遭遇した。
鹿だ。
だが、何も武器が無いので仕留める事は諦めた。
だが、初の生物遭遇で孤独感はほんの少しだが
薄れたのであった。
時計を見る
時刻は11:00
歩いてから一時間が経った。
そろそろ、休憩したいが
休める場所がない。
マップを開く。
かなり近づいている。
後、もう少しだ。
10分ほど歩き町が見えてきた。
マップを確認する。
[カキシ町]であっている。
やっと、辿り着いた安堵感。
グ~とお腹が鳴る。
「腹、、、減ったな」
のこじはお腹をさすりながら町に入っていった。
所持品には少し悩みました。
マップをステータス画面に追加するのか
時刻はどう表現するか、武器は持っているかなど考えました。