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見知らぬ場所

現時刻:不明


「おはようございまーす。起きてください」


聞きなれない声がする。

その声で男は目を覚ました。

男は倒れていた体を起こす。

まだ、意識が朦朧としている。


目の前に見知らぬ女性が立っていた。


「ようこそ、《イーターきのこ》の世界へ」


女性は笑顔でそう言った。


男は耳を疑った。

《イーターきのこ》の名前が出たからだ。


男は冷静さを取り戻した。

周りを見渡す。

全く見覚えのない場所に居た。


男は、何故ここに居るのか。

会社から帰宅後の記憶を振り返る。


「俺は、玄関にあった謎の箱を開けて、、、

 気絶したん、、、だよな?」


自宅の玄関で気絶した筈が

目を覚ましたら見知らぬ場所に居る。


男は、恐る恐るもう一度、女性を見る。

だが、やはり見覚えのない女性だ。


「貴方は、選ばれたんです」


女性は男を真っすぐ見ながら続けて言う。


「貴方の名前は木野(きの) 康介(こうすけ)ですよね?

 つまり、きのこ。この、きのこの世界に招かれざる客という事です。」


「何で!!俺の名前を!!知ってるんだ!?」


木野は驚きで叫んだ。

と同時に恐怖で腰を抜かした。


女性はクスッと笑った。

そして、


「名前だけじゃなく、貴女の事なら何でも知ってますよ。

 年齢は25歳。血液型はO型。弟が二人居る。等々

 どうです?当たってますか?」


女は微笑みながら言った。


「あ合ってる、、、全て、、、」


木野は自分の事を言い当てられた事で驚きを隠せなかった。


「お前は、一体何者なんだ?ここは何処だ?何故、俺はここに居る?

 《イーターきのこ》が関係しているのか?」


木野は女性に質問責めをした。


はぁと女性はため息をついた。


「一気に質問しないでください。

 順番に答えると私は《イーターきのこ》に内蔵されたAIです。

 呼び方はお好きにどうぞ。

 そして、ここは《イーターきのこ》の世界です。

 普通は立ち入れない、プログラム空間です。

 貴方が選ばれた理由は、、、」


ゴクリと木野は唾を飲む


「今はお伝え出来ません。時が来ればいずれ」



プログラム空間とは:実行するプログラムが格納されたメモリ領域です。


今回、男の名前が明らかになりました。

色々予想してくださったのでは無いでしょうか?

「きのこ」これを、予想できた方は居ないんじゃないでしょうか。


次回、《イーターきのこ》のゲーム編突入です!!

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