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【イーターきのこ】  作者: 椿 桜
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13/19

ギャル?との遭遇

宿に着いた。

やはり、人は居ない。

二階に向かう。


一つ一つ部屋を確認する。

どの部屋も荒らされた形跡は、全く無く綺麗な状態だ。

廊下の突き当り。

最後の部屋の前に辿り着いた。


ドアノブを回す。

が、鍵がかかっており扉が開かない。

ノックしてみる事にした。


コンコン


「誰か居ますか?」


誰も居ないとは思うが、声を掛けてみた。


「っせーな!!誰だよこんな時間に。何時だと思ってやがる」


女性の声が中から聞こえた次の瞬間、部屋の扉が開いた。

そこには、キャミソールを着崩した女性が居た。

眠そうに目を擦っている。


現在時刻は22:40


髪は金髪ボブ、目はつり目、身長は平均並み

気の強い美人系ギャルだ。


そんな事より、この町に人が居た事が驚きである。

のこじ が呆然と立ち尽くしていると女性が近づいてきた。


「おめぇ、見ない顔だな。それに、この村にはあたし以外居ないはずだが?」


と顔を覗き込みながら質問を投げかけてきた。

はっ と我に返った のこじ は一歩後ろに下がり答えた。


「俺は、のこじ。旅人だ。」


目のやり場に困りながら、怪しまれないように旅人である事にした。

あながち嘘というわけでもない。

突然この世界に連れて来られ、この世界を広める役目を押し付けられた。

その為には、この世界を知る必要がある。

旅人と言っても嘘ではないのだ。


「ふ~ん。旅人ね。あたしは、アイラ。

 研究者だよ。部屋の前で話すのもあれだし中入って」


アイラはそう言うと、のこじ を部屋に招き入れた。

と言っても、ここは宿の部屋であってアイラの自室というわけではない。

わけではないのだが、のこじ は緊張していた。

女性の部屋に入るのは初だからだ。


彼女居ない歴=年齢ではないのだが。

人並みに恋愛はしてきている。

だが、恋人の家に行った事はない。

ましてや、キャミソールとはいえ下着姿の女性の部屋だ。


「どうしたの?ま・さ・か 緊張してる?」


アイラは、ニヤニヤしながらベッドに腰かけ

頬杖をつきながら聞いてきた。


何とかごまかそうと口を開こうとした

のこじ の横から聞き覚えのある声が聞こえた。


「のこじさん、緊張してるんですか?」


そこに居たのは、AIだった。





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