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最初に見た男性が私の運命の人。

作者: 七瀬
掲載日:2021/05/13







私の【運命の人】は既に決まっているわ。

私が初めて見た男性ひとが私の運命の人だった。

私がまだ幼い頃から、うちの家によく出入していたママの

お友達のサラとその息子のジョーサン。

ジョーサンは、私と同じ歳でね!

産まれた病院も誕生日も同じなの。

幼い頃から、ずっと私の傍にはジョーサンがいた。

私のママとジョーサンのママのサラは、学生の時からの

【親友】みたいで、何でも話せる特別な存在だったらしいの。




・・・だからなのかな?

その血を引いている私とジョーサンも、とっても仲がいいの。

まるで、“恋人同士”みたいにね!




私は密かに、ジョーサンに恋心を抱いていたわ。

いつか? ジョーサンと結婚して幸せな生活を送るんだと...。

私は勝手にそう思っていたの。





・・・だけどね?

ジョーサンは、そうは思っていなかったみたい。

私とは? “ずっと壊れない関係でいたいんだ”って

ジョーサンに直接言われてしまったわ。



それって? “恋人同士にはどんな事があってもなれない”って

事よね? こんなにも私は、ジョーサンを愛しているのに、、、。

ジョーサンは、私のように想ってはくれないんだと分かったわ。




 *



私もジョーサンも、中学生ぐらいになると、、、?

あまり、ふたりで話さなくなった。 

少し距離を置くというか? 周りの目が気になるようになったのも

原因の一つなのかもしれない。

思春期の私たちは、お互いを意識し合っていたのかもしれないわね。



それから、私たちは別々の高校に入ると、、、?

ジョーサンは、初めて彼女を作ったわ。

私は、そんなジョーサンの気を引きたくて私も負けずとボーイフレンド

を作ったのだけど、、、?

好きでもない男の子と一緒にいても、つまらなくて。

直ぐに、彼をフッてしまったの。

ジョーサンは、私の気持ちを知っているのに、、、。

私に見せつけるように、彼女を紹介してきたりしたわ。

私は、ジョーサンの彼女にヤキモチまで妬いてさ。

こんなのヒドイわよね。





 *




・・・高校を卒業すると?

ジョーサンとは? もう会う事がなくなってしまったの。

私がどんなにジョーサンに会いたくても!

ジョーサンに、拒否されたから。

何十年も、それからジョーサンと会えなくなって。

風の噂で、ジョーサンはキレイな女性ひとと結婚して

子供もできて幸せな生活を送っていると聞いたの。




・・・私もそれを聞いて。

少しホッとしたわ、それからステキな男性ひとを見つけて

結婚したの! もうジョーサンの事を忘れて自分の幸せだけを

考えようと決めたのよ。


結婚した相手との間に、子供もでき今はとっても幸せよ。




 *




・・・でもあれから、何十年も過ぎていき。

私もおばあちゃんになってしまった。

子供は、自立して家を出て行き、旦那は6年前に亡くなって

しまったの。いつも私の事を想ってくれたステキな人だったのよ。

それでも、私の心の隅っこにはいつも“ジョーサン”がいた事は

内緒にしていたけどね。




そんなある時、一人の老人が私を訪ねてきたの。


【コンコン】


『はいはい~どなたですか?』

『僕だよ! ジョーサンだ!』

『・・・えぇ!?』



私は、声を出す事もできなかった。

あまりにも、ビックリ過ぎて! 直ぐに現状を把握できなかったのよ。


『ミシュルー! ずっと、会いたかったよ。』

『ジョ、ジョーサンなの? どうして、ここに!?』




ジョーサンが私に会いに来てくれた!

でも、どうしてなのか? ジョーサンにちゃんと話を聞く必要が私に

はあったのよ。



ジョーサンの話を聞けば、、、?

ジョーサンも私と会わない間に、いろいろあったみたい。

ジョーサンも、私のように子供たちは独立して家を出て行き。

ジョーサンの奥さんも、3年前に亡くなったらしいの。




・・・だからって!

突然! 私に会いにきたジョーサンの言葉に私は感激したわ。


『もう、僕もずいぶんと歳を取ってしまった。』

『それを言うなら? 私も随分、おばあちゃんになったわ。』

『だから! 残りの人生を僕と一緒に過ごしてくれないかミシュルー。』

『・・・えぇ!?』

『ずっと僕は、君の事を想っていたんだ! 君の事を忘れた事はないよ。』

『ジョーサン、私もよ。』

『だから、残りの人生ぐらい! “愛する人と一緒に居たんだ!”』

『そうね! 私もそうしたいわ。』






私とジョーサンは、お互い歳を取ってしまったけど、、、?

気持ちは、あの頃のままだったのよ。

いつまでも、愛する人は変わらない!

最初に見た男性が私の運命の人だったわ。

私にとって、それが! “ジョーサンだったってことよ。”




最後までお読みいただきありがとうございます。

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