最初に見た男性が私の運命の人。
私の【運命の人】は既に決まっているわ。
私が初めて見た男性が私の運命の人だった。
私がまだ幼い頃から、うちの家によく出入していたママの
お友達のサラとその息子のジョーサン。
ジョーサンは、私と同じ歳でね!
産まれた病院も誕生日も同じなの。
幼い頃から、ずっと私の傍にはジョーサンがいた。
私のママとジョーサンのママのサラは、学生の時からの
【親友】みたいで、何でも話せる特別な存在だったらしいの。
・・・だからなのかな?
その血を引いている私とジョーサンも、とっても仲がいいの。
まるで、“恋人同士”みたいにね!
私は密かに、ジョーサンに恋心を抱いていたわ。
いつか? ジョーサンと結婚して幸せな生活を送るんだと...。
私は勝手にそう思っていたの。
・・・だけどね?
ジョーサンは、そうは思っていなかったみたい。
私とは? “ずっと壊れない関係でいたいんだ”って
ジョーサンに直接言われてしまったわ。
それって? “恋人同士にはどんな事があってもなれない”って
事よね? こんなにも私は、ジョーサンを愛しているのに、、、。
ジョーサンは、私のように想ってはくれないんだと分かったわ。
*
私もジョーサンも、中学生ぐらいになると、、、?
あまり、ふたりで話さなくなった。
少し距離を置くというか? 周りの目が気になるようになったのも
原因の一つなのかもしれない。
思春期の私たちは、お互いを意識し合っていたのかもしれないわね。
それから、私たちは別々の高校に入ると、、、?
ジョーサンは、初めて彼女を作ったわ。
私は、そんなジョーサンの気を引きたくて私も負けずとボーイフレンド
を作ったのだけど、、、?
好きでもない男の子と一緒にいても、つまらなくて。
直ぐに、彼をフッてしまったの。
ジョーサンは、私の気持ちを知っているのに、、、。
私に見せつけるように、彼女を紹介してきたりしたわ。
私は、ジョーサンの彼女にヤキモチまで妬いてさ。
こんなのヒドイわよね。
*
・・・高校を卒業すると?
ジョーサンとは? もう会う事がなくなってしまったの。
私がどんなにジョーサンに会いたくても!
ジョーサンに、拒否されたから。
何十年も、それからジョーサンと会えなくなって。
風の噂で、ジョーサンはキレイな女性と結婚して
子供もできて幸せな生活を送っていると聞いたの。
・・・私もそれを聞いて。
少しホッとしたわ、それからステキな男性を見つけて
結婚したの! もうジョーサンの事を忘れて自分の幸せだけを
考えようと決めたのよ。
結婚した相手との間に、子供もでき今はとっても幸せよ。
*
・・・でもあれから、何十年も過ぎていき。
私もおばあちゃんになってしまった。
子供は、自立して家を出て行き、旦那は6年前に亡くなって
しまったの。いつも私の事を想ってくれたステキな人だったのよ。
それでも、私の心の隅っこにはいつも“ジョーサン”がいた事は
内緒にしていたけどね。
そんなある時、一人の老人が私を訪ねてきたの。
【コンコン】
『はいはい~どなたですか?』
『僕だよ! ジョーサンだ!』
『・・・えぇ!?』
私は、声を出す事もできなかった。
あまりにも、ビックリ過ぎて! 直ぐに現状を把握できなかったのよ。
『ミシュルー! ずっと、会いたかったよ。』
『ジョ、ジョーサンなの? どうして、ここに!?』
ジョーサンが私に会いに来てくれた!
でも、どうしてなのか? ジョーサンにちゃんと話を聞く必要が私に
はあったのよ。
ジョーサンの話を聞けば、、、?
ジョーサンも私と会わない間に、いろいろあったみたい。
ジョーサンも、私のように子供たちは独立して家を出て行き。
ジョーサンの奥さんも、3年前に亡くなったらしいの。
・・・だからって!
突然! 私に会いにきたジョーサンの言葉に私は感激したわ。
『もう、僕もずいぶんと歳を取ってしまった。』
『それを言うなら? 私も随分、おばあちゃんになったわ。』
『だから! 残りの人生を僕と一緒に過ごしてくれないかミシュルー。』
『・・・えぇ!?』
『ずっと僕は、君の事を想っていたんだ! 君の事を忘れた事はないよ。』
『ジョーサン、私もよ。』
『だから、残りの人生ぐらい! “愛する人と一緒に居たんだ!”』
『そうね! 私もそうしたいわ。』
私とジョーサンは、お互い歳を取ってしまったけど、、、?
気持ちは、あの頃のままだったのよ。
いつまでも、愛する人は変わらない!
最初に見た男性が私の運命の人だったわ。
私にとって、それが! “ジョーサンだったってことよ。”
最後までお読みいただきありがとうございます。




