第六話下着店には入らない方がいい
トースターのオーブン焼き
今回の話から読みやすいようにしてみようと思います。
日曜日。
沙也加は比奈と駅で待ち合わせをしていた。
沙也加が五分ぐらい待っていると、駅のホームからお洒落な服装をした美少女が向かってくる。
その美少女が通ると周りの人が二度見するあれ。
「お待たせ、待った?」
比奈はテンプレの言葉を笑顔で言った、その笑顔に沙也加は見惚れ頬を赤らめる。
「ま、待ってないわ」
沙也加もテンプレの言葉を言う。
「では、行きましょう」
比奈が歩き始めた、それを追い掛けるように沙也加が歩き始めた。
その前に読者の皆様が思っているであろう「あれ?暁斗と太智は?」という疑問に答えよう、実は比奈と沙也加がデートの約束をし比奈が生徒会室を出たあとこんな会話があった…
暁斗と太智が掃除用具入れから出てきた。
「あ〜、きつかった」
「マジで、男二人が掃除用具入れは死にますよ!生徒会長!」
太智が言った。
「そんな事は知らないわ。そんなことより、比奈とデートの約束ができたのだからあなた達もついて来なさい」
「え〜、ついていかないといけないんですか?」
暁斗が不満そうに言った。
「いいでしょ、あなたは比奈をその目で見れるんだから。でも、2メートル以内には近づかないようにね」
「そんなのいやに――」
「バラすわよ」
「そうしたら、お前の覗きもバレるぞ」
「何も学校にバラす訳じゃあないわよ…」
「わ、わかったよ」
このあとなんやかんやあり最終的には2メートル以上離れたところに普段はおり沙也加から連絡を受け取ったら沙也加の手助けをするという形になった。
時は日曜日に戻る。
暁斗と太智は2メートル離れた物陰から二人を追う。
「なんで俺はこんなことを、ぐぬぬぬぬ」
暁斗が言う。
「落ち着け、ここは我慢しろ。いずれチャンスは来る」
なにを根拠に言っているかわからないことを太智が言う。
その頃、比奈と沙也加はショッピングモールへ向かっていた。
「比奈さんは、彼氏とかいるの?」
沙也加が不意にそんなことを言う。
物陰から追っていた暁斗の顔が険しくなる。
「う〜ん、いないですね、よく告白される事はあるんですけどあまりタイプの人がいないんですよ」
暁斗の顔が和らぐ。
「好きな子とかいるの?」
また暁斗の顔が険しくなる。
「いないですね」
暁斗の顔が和らぐ。
ここで暁斗と言ったら小説終了である。
「私、あまりグイグイいく人は好きじゃあなくてどっちかって言うと物静かな人が好きです」
「へぇ〜、以外ね」
そんなことを言っているうちにショッピングモールへ着いた。
比奈と沙也加はショッピングモールへ入った。
暁斗と太智も二人を追いショッピングモールに入った。
比奈と沙也加は目的である下着店(女性物)に向かった。
暁斗と太智は流石に下着店に入ることは出来ないので店の前で待つことにした。
「なぁ、佐々木さんってどんな下着つけてると思う?」
暁斗はいきなりそんな気持ち悪い疑問を投げかけてきた。
「お前、それは気持ち悪いぞ」
「そうかなー。男なら誰しもが思うことだと思う」
そんなことを話していると太智の携帯電話が鳴る。
「もしもし?」
太智が電話に出る。
電話の相手は沙也加だった。
「緊急事態よ!今すぐ試着室に来なさい!」
「え、無理ですよ!試着室なんて!」
「いいから来なさい、暁斗でもなんでも使って!」
電話が切れた。
「なんだよ、あの人。」
「どうした?」
暁斗が言う。
「試着室に行けってよ」
「え!マジかよ」
暁斗は他人事のように言う。
「いや、お前がだよ」
「なんで?」
「お前が小人だからだよ。ほらさっさと行け」
暁斗は不満そうな顔をしながら下着店に入っていっ
た。
下着店の中はその名のとおり下着が沢山並んでおり奥にレジ、中央には目標である試着室があった。
他の人に姿を見られると騒ぎになるので暁斗は早々に目的を遂行しようと走り出した。
暁斗が試着室に着くと試着室の前で沙也加が出てくるのを待つ比奈がいた。
まずい、これじゃあ沙也加のところまで近づけない
どうしようかと考えていると太智が比奈のところに近づいていった。
「あ、佐々木さん、こんなところで会うなんて奇遇ですね!」
この時、比奈は不審に思った。
あきらかに男性が一人で女性物の下着店に来るのはおかしい。
「そ、そうね」
比奈は少し警戒した。
太智は比奈との会話続けている。
暁斗は太智が自ら汚れ役を引き受けてくれたことに感謝して試着室に入って行った。
試着室に入るとブラジャーのホックを外そうと奮闘してる沙也加がいた。
「ちょ、ちょと何見てるのよ!」
呼んでおいてそれはない。
「あんたが呼んだんだから来たんただろ」
「そんな事より、外しなさいよ」
「え、いいんですか?」
「いいわよ、早く」
暁斗は沙也加の体をよじ登りブラジャーのホックを外した。
その瞬間、暁斗の目にはブラジャーから解き放たれた大きいとも小さいとも言い難たい丁度いいサイズの胸があらわになった。
少しの間が空いたあと沙也加の悲鳴が店中に響き渡る。
ザッー
誰かが試着室のカーテンを開ける。
それは比奈だった。
「大丈夫ですか?!」
沙也加の悲鳴を聞いて慌ててカーテンを開けたみたいだ。(後ろには太智)
そこには手で自分の胸元を抑えている、沙也加がいた。
どうでしたか?
投稿済みの話も読みやすくしたので気が向いたら見てみてください。
次回も、サービスゥ!サービスゥ!