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ねぇ、姫たち?


貴女方はわたくしのこと、悪役って、思ってるみたいですね。


でもね、あたくしの生きてきた闇もまた、貴女方の知らない夜の街なのです。


ええ、むろんあたしは、もはや令嬢と呼んでもらえる全ての資格も権利も持ち合わせていないわ。


ただ、あたしの堕ちた闇にまだけがれていない貴女方が堕ちないことだけは、祈りますわ。


べっつに、慈愛や慈悲の心じゃなくってよ。


ただ、あたしが、見たくないだけ、そんな姫たちの姿を。

姿をみて、いや〜な気持ちになりたくないだけ。


ですから、貴女方の知らない夜は、わたくしひとりが引き受けていますから、貴女方は、まっすぐに白く大きな都会のどこかで元気に、夜を過ごして、ゆっくりとお休みなさい?


できるだけ、きれいな寝息をたてて、ね?





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