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「おーい!君達何かあったのか知ってるかい?」

5階で知らないグループの人達に呼び止められた。


「分からないけれど、私達ブシャー達と闘っていて急に動いたとか別の奴が来て報告したら奴等が出ていったから追いかけて……」

僕が言っている途中で、いきなり彩希に止められた。


「説明が下手!!」


だらだらな説明だったし。


彩希がサラッと説明して、

「なんかブシャーって悪魔のボスだろ?気軽に言ってるけれど!」

相手が怯んでしまった。


続けて、

「最初に兵士達が一斉にかけあがってきて、その後に甲冑を着た奴達が数名行ったけれど、此方には見向きもしなかった。」


「たぶん、甲冑が青いのがブシャーよ。やっぱり街へ向かっているわ。貴方達も知らないのか、一体何が動いたのかしら?兵士達が一斉にって事はお城に何かあったのかも知れないわね。」

いくみがそんな事を言いながら、相手の顔を見ると血の気が引いていた。


「そんなにビクビクすることないよぉ~桃みたいな可愛い子だっているんだもん!」

桃が相手の顔を見てリラックスさせる様な感じで話したが、相手が急に敬語になってしまいぎこちなくなったので彼等と別れた。


「動いたのが何かは分からないけれど、ブシャー達は動くのを待っていた訳ね。少し判ったのだけれど、私が動画を配信するときに彼等は拒まずわざと話をした様な気がする。今思えばだけれど。」

すずかの言葉に、確かに戦闘前にすずかが配信していた事を利用した感じがしてきた。


誰かがブシャー達が戦っている間に何かをやったかもしれない、あくまでも憶測なのであるが不安な憶測ではある。


「今回はなかなか帰れないわね、急ぎましょう!」

朱音の声に微妙に笑いが込み上げてくるが、本当になかなか戻れない。

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