表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
77/575

57

追いかける様に部屋を出たのだが、ヒツバーに付いて来ただけなので何気に手間取る。

「そういえばさ、いくみがスベったアイツ居なかったよね。」

朱音が言いながら、いくみに睨まれた。


「あっ!そうか、ダーメイマーが居なかったのか。」

僕も誰か他に居ないって印象よりもあの集まりで来られたのだ。よく今は生きているって実感しているが、果たして今は何が動いたのかが気になる。



「ところでさ、何処に向かってるの?」

桃の問いに足音が止まり、



「知らない。」


彩希~先頭切ってて…



「当然でしょ!私が一番出口に近かったんだもん!とりあえず走るよ!」

でも、彩希は闇雲に先頭で惰性で走っていた。


「しょうがないから街へ戻りましょう。」

すずかが言うのに誰も異論は無かった。




「なんか、守衛さんが誰も居ないんだけど…」

いくみが言いながら、守衛室を見る。7階の守衛の兵士が誰も居ない。ブシャー達に殺られた様な形跡も無いのだ。

一体何が動いたのかが余計に気になるがやはり深く迄来たので時間が手間取る。


「こんな戦いの後にまさか、移動するのが大変ってね。僕の盾2つ持ちはこんな時に辛い~」

ハカセの盾は重さしか感じられないので、大変そうである。


こんな時に僕の装備は身軽なのだが……

いきなり彩希が振り向き様僕に言った。


「そうそう、キラー君は持っていてもらったマントを私が1度も着ないで貴方、フェニックスくるんでブシャーに持っていかれちゃったじゃない!バカ!」


バカって…


「あの時は必死だったんだよ!」

僕が言うと、


「自分の使えばいいじゃんかっ!」

怒鳴られた。

前にマントなんかしてると邪魔じゃんかっ!って言いたいけれど、




「ごめんなさい。」


平和の為に謝る。

逆に怒鳴られていたが……


「ケンカしてないで早く行くよ!」


いくみちゃんありがとうございます!


兎に角今の状況がまるで解っていないまま戻る事にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ