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彼等が扉から、自分達の仲間を担いで居なくなったのだが……


「ここって体育館みたいな感じなんだね!」

いくみが周囲を見廻しながら言ったのだが、広さ的にはバスケットボールのコート程なのだろうか?

僕はだいたいの目安で思ったのだが……


「キラー君、プール程が25の15でしょ?バスケは28の15なのよ?私は見た感じ、先にプールで言ってるからプールで良いんじゃないかと……」

また……彩希は物知りだな…3メートルしか変わらないのか……


「って……!!彩希!!3メートルも違うんだよ!!全然違うじゃんかっ!!」

僕の言葉に、


「見た感じでそんなに変わらないでしょ?」

妖艶な笑みを彩希は魅せる…


ようやく元気が出て来たみたいだ。


でも、3メートルだよ?

ジャイアント馬場さんが寝てるよりも広いんだけど…


「キラーちゃん、例えが古過ぎる。」

いくみが笑っているけど、通用してるでしょ?


「そんな事より、此処で何も得るのは無いのね…今迄って、行けば何かしらあったのに何も無いし、敵は出るし……」

朱音がガッカリした表情で部屋?みたいな場所を見廻す……


「意味ない場所があるんだ……流石地下迷宮!迷い道だ!!」

桃の言う通り、本当に迷わない様にしないと帰れなくなるのではないだろうか……


「問題は帰れるよりも、敵がカエルみたいのでも一瞬で命を落とすかも知れないって事よ…」

すずかの言葉に昨日の一瞬でカエルに食べられてしまった光景が浮かぶ……


「ねぇ!!此処に落ちてる剣とかは売店に売って大丈夫なのかな?」

桃が先程倒した相手の剣を見ながら、そんな事を言うと、


「此処にあるのだから、持って行きましょ!流石に人間は解体出来ないから、売却するのにちょうどいいわ!」

すずかがジッと剣を見ながら言う……


「結構錆びまくりの剣ね…高くは売れそうも無さそうだけど、無いよりマシか。」

いくみがすずかが見ていた剣を後ろから顔を覗かせて言ったのだが、確かに上質な剣では無いと思う。


「思ったよりも、幾つか落ちているから持って行きましょ!お金は落ちて無いのが残念ね。」

彩希が言うと、ハカセと羽角がスッと剣を拾いだす。


「僕に出来る仕事なんか、こんなもんですから……」

なんか羽角、可哀想な事言ってないか?


「なんとか持ち運びなら僕でも出来るので……解体とかされたら………また吐きますよ!!」

羽角〜

君の必殺技はリバースみたいな言い方になってないか?


通用するよりも、僕も伝染してしまうぞ!!!


「えっ!キラーもリバースするの?僕も見たら危ないんだよなぁ……」

やっとハカセが話したのが、リバースって…………




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