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ようやく最後尾に居た僕も扉の先に入れた……

どうやら行き止まりらしいこの場所には縦幅25メートルの横幅15メートル…

小学校のプール程の大きさと言えば分かりやすい…

実際、もう少し広いかも知れないが……


その場所に武装した厳つい男が10名程生存している。

すずかに倒された人物がちょうど入り口の左側に倒れている。


「コイツら女連れってよりも、女だらけだわ!早く邪魔な男を殺そうぜ!!」

味方が倒された事は、一切スルーなのか全員が武装しながら僕達と対峙している。


「キラー君……松明持ってる男がいるでしょ?…………」


彩希が後方に居る松明を右手に持っている男に視線を向けながら、僕に一計を授けてくれた…

僕の子も授かってくれた………


誰よりも鋭い彩希の視線に沈黙した……


「彩希、僕のも効果ありそうだけど………」

僕も作戦を話す。


ヒュンッ!!


小春の弓矢が松明にヒットする!!


「小春!巧い!!」

僕は併せて火の魔法を松明を持った男にぶつけてみた。


小春は頻繁に使う油の付いている矢だったのを炎上させてからの、僕の火の魔法だった為想像以上に火だるまになっている。


しかも、本人は無意識なのだろうが救いを求める為に、味方に近寄っていくのだ……

此方の事は想定外だったが、相手を倒す点に於いては効果的だが………


非常に後味が悪い惨状になってしまった…

黒焦げの男が5名……

完全に倒れている。


「キサマ等!!調子に乗りやがって!!」

戦闘にいる長剣を持った男がミアータに向かって斬り掛かった……


ザンッ!!


非常に鈍い音が聞こえた……


「さて……次にこの世界から消えたい方は何方ですか?」

ミアータが長剣を持った男の首を斬り落として、残った今ようやく分かった5名を見渡す。


現在のミアータの姿が、ガーゴイルの姿なので相手にしてみれば、完全に浮足立った状況だ。


僕としては火の魔法が酷すぎた結果を見せてしまった為、現状攻撃はしたく無い……


一方、言われた相手は、

「お、オイ!!今回は見逃してやる………」

「見逃す??斬られたいの??」

即座に彩希から言われている。


可哀想だが、話し方ってあるよね……



「ホント!!今の状況を把握出来てないの?見逃してやるんだから、有り難く思いなさい!!」

いくみが女王みたいな雰囲気で相手を見下す……


ついでに僕は、『有り難く』の『あり』の瞬間に『有り金置いていけ!』って、言うのかと思ったし……


「あっ!キラー!!良い作戦ね!有料よ!!!」

朱音って怖いのね……



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