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「うわぁ!筋肉痛だ……は、箸が持てない…、すいません!!スプーン下さい!!」

おい!!

ハカセ!!!


えーと、腕立て伏せ100回チャレンジしてそのまま寝坊した為、本日は休養日になったのだが……


「桃……何で??お昼から時間無制限の食べ放題って何をしたいの??」

彩希が完全に答えを知っているのに、桃に問いかける。


「やっぱりさぁ、スタミナが無いからバテちゃうと思うのよ!!スタミナを付けるには食べればそれが血となり、肉となるって事で!!」

桃がまた食べる為の理由を伝えている……


「血と肉??スタミナじゃ無いじゃない!!」

いくみのツッコミに、


「その、血と肉がスタミナを作るのよ!!……桃、個人としては!!」

なんだ?

その謎の桃の説明……


結局先程の話し通り、現在昨日とは違うお肉のお店へ来ている。

全ては寝坊から始まったきょうの予定崩れなのだが、僕達は本当に疲れているのだと、今朝起きた時に思ったのは全員が……ミアータは違うが、起きれなかったのである。

当然と言えば当然だろう…

毎回毎回謎の敵と戦ったりしているのだ。

しかも、昨日のカエルには別のグループは全滅させられているのを、目の当たりにしてしまった。


「これからもまだカエルは出て来ると思うのよ…これからはいきなり飛んでくる舌にも気を付けないといけないでしょ?ちゃんと対策を練らないとね!」

いくみの言う通り、本当に対策を……


「今はさ、食事中だから…」

桃さん?

まぁ…いつもの事か……


「桃は普段は結構真面目なのに、食事になると面倒よね…」

彩希が面倒って言う程である。

当然面倒な奴である……


「一番の正解は道が交差する場所は一度出てから、戻るのは大切みたいよね…」

朱音が言う通り、カエルの舌に捕まったグループはそのまま進んでしまい、僕達は出て来る前に引き返した……

運命と言えば運命なのだろうが、予備知識としては結構大切かも知れない。


「じゃ、そんな感じで!!」

桃さん?

聞いていたのか?

確かにそれしか対処方法も思い浮かばなかったけれど……


「だから、桃の言う通り決定なんだよ!僕もこれからは気にして歩くよ!!」

ハカセもしっかり聞いていたみたいだ……


あの舌を剣と斧で地面に突き刺したのは強烈であった。


「あの時はミアータさんの動きを真似したら出来たので……僕も本当に力を付けないとヤバいですよね……」

羽角が結構深刻な表情で全員を見た……


「問題はさ、腕立て伏せやりながら寝てるんじゃまだまだ甘いんじゃない?その辺の道で100メートルダッシュの方が効率的かもよ?」

いくみが本気か冗談か、判別出来ない表情で羽角を見る。


「勿論、あたしは本気よ!これからは厳しい戦いしか想像出来ないから……」

どうやら、いくみは本気らしい……

情報も何か知っているんだろうなぁ……



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