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毎回なのだが、僕達のグループの食事時間が長過ぎる。

ずっと話しているみたいにも、みられるのだが……

一部のメンバーは終始無言で、ずっと食べているのである。


「今回はハカセは珍しく話していたよね!」

桃が勝ち誇ったみたいな顔をして、ハカセを見る。


「今回はね…結構気になる話しをしていたから…」

ハカセにしてみれば、ミアータとの筋トレは厳しいと思うよ……


「あとですね、筋トレは毎日よりも休み休みやった方が効果があるみたいですよ!!」

羽角がミアータに聞こえよがしに、大きな声で言ったのだが……



「先ずさ、羽角もハカセもだけど、普段筋トレしてないじゃん!ずっと休んでるだけじゃない!」

朱音にそのままズバリと言い切られる……


「あっ!そうか!筋トレなんか寝る前とかにしてないや!!」

羽角……

忘れてる場合じゃ無いわ……


「じゃあ……私達はちょっとお買い物に向かうからさっきチェックイン手続きした宿泊場所で、寝るなり自主トレするなり……朝には起こしてねっ!!」

彩希達、女性陣全員はお買い物だそうです。

僕達は睡眠か…………ミアータは自主トレだろうし……


結局ハカセも羽角も力尽きた様にベッドに倒れ込んだ。


「キラー殿、二人は殆ど役にも立たずに疲れているのか?本当に筋力を付けないと後々大変な事になりうる……どうだろう、キラー殿が起こしてくれないか?」

ミアータが言うのも無理ない…

本当に普段どれだけ役にも立たないか!

その代わりに荷物をいつも沢山持ってはいるのだが……


「……そんな訳で、ミアータが二人を心配してくれてるよ…」

ハカセと羽角を起こして、先程のミアータの話しをした……


「そうだよね…荷物を持って大変ってのは、命懸けで戦っている人から見れば役にも立たない人員だよね

……」

羽角が言いながら、急に腕立て伏せを始めたのだ……


「羽角!!まぁ…僕もここでやらないと余計に駄目人間としか見てもらえなくなりそうだから………」

ハカセも腕立て伏せを始めた……


「じゃあ……僕は、寝るから!!」

「キラー!!………まぁ…キラーはいつもしっかりと魔法使っているから……しょうがないのか…」

ハカセが寂しそうな顔をするが、実際僕も結構今回はバテバテだったのだ……


そのまま睡眠に入る……



「それで、三人は完徹で筋トレしてたのね?それでキラーちゃんは?」

いくみの問いに……


「僕はアラームもかけないで今迄寝てました!!」

僕の答えに沈黙……


時刻は軽くお昼を過ぎているみたいで、先程いくみ達が部屋を開けた時にベッドの下でうつ伏せで倒れていた、ハカセと羽角…黙々と腹筋運動をやっていたミアータ、更にベッドで一人熟睡をしていた僕の光景を見て、先程やっと出て来た言葉があの、いくみの言葉であった……


「二人はきょうは役にも立たなそうだし、って……少しは加減って事を知らないの??何で力尽きるまでやってんのよ?」

彩希が呆れ顔である。


「しょうがない……きょうはお休み!!ミアータも少しは二人の事も気にしてあげてよ!!一応今はミアータも一緒の仲間なんだから!」

朱音の言葉に、


「彼等は100回程しかやって無かったので……」

ミアータが口籠る…


「ちょっと待って!!朝までやってたんじゃ無いの??」

いくみの言葉に、


「すいません!!気がついたら寝てました!!」

ハカセが腕立て伏せの正座バージョンみたいな体勢で謝ると、


「僕もです!!」

羽角も同じ格好で謝罪した………


まぁ…きょうはそれでも行けそうも無いか……




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