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「いつまで食べてるのよ?もうさぁ……何皿ってよりも、何匹食べてるんだか?」
流石に桃をメインにハカセもだが、黙々とお寿司を食べているのだが、呆れて彩希が言ったのだが……
「シラスだって、何匹食べたなんか言わないでしょ?そんな感じだよ!」
あの………
桃さん?
どんな感じだよ?
いくら食べ放題だからって……
「キラー!たかが6時間程度の食べ放題に音を上げるとは思わなかったよ!!」
ハカセに言われると、妙に悔しい……
「そうだよ!キラー!!お寿司食べて太ったとか聞いた事が無いって事は………」
なんだ?桃??
ジロッと此方を睨みながら、
「0カロリー!!」
イヤイヤ!!
桃さん?
ちょっと話を整理しようか…
「桃……0カロリーの理念がおかしくない?」
いくみがようやく話をしたが……
僕も同感だよ!
「いい?いくらでも食べられるの?って事は………0カロリーでしょ?」
もう桃に反論をしてもダメージ0ポイントだよ…
「じゃあ、あと1時間で終わりましょうか?他のお店も行きたいし。」
彩希が妥協案を出す。
「そうだよね…他の食べ放題のお店も気になるし!」
ちょっと待て!桃!!!
おい!!
まだ食べ放題のお店に行くつもりかよ!!!
「えっ!?お店イコール食事でしょ?」
桃に皆んな倒されるぞ!!
なんでそんなに食べれるんだ?
謎だよ……
「0カロリーなんだから、大丈夫だよ!細かい事は気にしない!!」
桃さん、私は完敗です。
店を出て外に出ると……
既に夜であった。
「さっきさぁ……お店の人達…無言だったよ。他のお客さんには、ありがとうございます!みたいな事言ってたのに…」
朱音が言いながら、桃を見る。
「桃、少しは加減しないと……味方がハカセだけになるわよ。」
すずかの言葉もまた凄いや…
「えーー!!ハカセだけって、ぜっっっったいに嫌!!」
桃〜
ハカセもとばっちりで可哀想だぞ?
「良いのよ…ハカセと桃が食べ過ぎなんだから…見ていて食欲が失せるって……」
どうやら、すずかがお怒りの気配です。
「さて、ちょっと武器とかを見たいわね。」
彩希の事だから、いきなり洋服とか言い出すかと思ったよ……
「この空気感でそんな事言ったら、すずかに鉈で斬り落とされるわよ!」
彩希!!
その言葉が、しっかりと……すずかに聞こえてるって!!
「キラー、大丈夫よ。さっきの桃とハカセよりはマシだから……」
すずかさん?
十分僕は、怖かったです。
そんな話をしながら、武器や防具等戦闘に関するお店を数軒見てからの宿泊場所へ戻った。