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「ホラっ!!見てよ!!食べ放題、時間閉店迄!なんて素晴らしいお店なの?」

桃のテンションか爆上がりである。

これは食べる前はうるさいぞ…

食べている時は、一切話さないけど…


「食べていり時は、味に集中したいんだから当たり前でしょ?キラーみたいに下ネタ話しているのを、イチイチ聴いてる場合じゃ無いのよ!」

桃のテンションが物凄くて、これは何を話しても駄目だ…


「それで、肝心のお値段は………」

朱音が暫く考える…


「きょうは良いんじゃない?お昼過ぎだけど、夜迄食べたら朝も食べていないし、それで考えたらたまには贅沢しておかないとって事で。」

すずかが朱音に話すと、


「流石すずか!!話しが分かるよね!!夜迄食べ放題だ!!」

もう桃には誰も逆らえない。


「ちょうど、ミアータが入ってからの初めての食事だから歓迎会も兼ねてって事で、良いんじゃない?」

いくみも桃の話しの後にすぐに言った。


「そうか…ミアータが入ってから何も食べて無かったんだ!危うくダンゴムシを食べさせられる処だったけど…」

彩希が言う、あのダンゴムシはなぁ…

最悪だよね…


「ダンゴムシ食べ放題は無いよ!僕はお寿司の食べ放題に緊張してるけど…」

何故ハカセがお寿司の食べ放題に緊張しているのかを、面倒だから誰もふれずに……


お店の中に入った。


「わぁ!!お寿司の香りが!!」

あの………

桃さん?

お寿司の香りってのが、どうも僕には理解出来ないのですが……


「要は、生臭い??」

おいおい、すずか……

お店に入った直後の感想が、狂ってるぞ?


店内は……

日本では頻繁に見る回るお寿司屋さんである。

食べ放題コースにして、前金を支払い席に着く……


「じゃあ、ミアータ!これから宜しく!!!」

桃がいきなり乾杯の音頭を取るのだが、まだお茶すら行き渡っていないのだが……


桃が……マグロらしきお寿司を上に掲げた。


ここからは桃は無口である…

無駄に話しかけると、怒られるのだ。


「うん!普通にお寿司だよ!!まさか、お寿司を食べられるとは思っても無かったわぁ!」

いくみも嬉しそうに食べている。


店内を見回すと、結構なお客さんだ。

やっぱり賑わっているよね……


「キラー君、このジャスタウェイの街からは何処にでも行ける場所みたいなのよ……選択肢が増えたって事は、正解では無い場所へ向かってしまう可能性もあるって事なのよ……」

彩希が皆んなが盛り上がる中で、僕にそんな事を言ってきた。


「実際、今迄は何らかの情報をもらえたけど……次に向かおうとする前に次に何をしないといけないのかを、考えないとマズいんじゃないかな?」

僕も彩希だけに話を返した。


「そうよね、キラー君にしては随分と真面目な答えをくれたから、ちょっとビックリしてるけど……」

彩希さん?

僕だって、彩希がそんな事を言うもんだから、気持ちが引き締まる思いで、全然食べれないよ…


そんな訳で、お昼からの夕食迄向けて食べる競技は、始まったばかりである……



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