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「ちょっと!!こんな凄い場所があるんじゃない!住みたい街かも!!」

彩希のテンションが急激に上がりました。


その理由とは、普通に今までなら冒険と云うか戦闘の為の物品だらけだったのが、普段着みたいのも売っているショップがあったり、物凄く賑やかなのである。


「これは、ずっと見れる場所だね!買い物が楽しい街だ!!」

いくみもテンションが上がる……


「じゃあ、早く宿の部屋を取ってから街に出るよ!!先ずは宿泊場所ね!」

彩希といくみが暴走しそうなのをしっかりと朱音が制御してくれた。


「ねぇ!!ちょっと!!!」

桃が大声で全員を引き止める。


「ホラっ!!お寿司屋さんがある!!!」

桃のテンションが過去最高なのではないのかと思う程高いのだが……


「此処は港町だからな…魚も新鮮だと話を聞いた事がある。」

ミアータが言うと、


「ミアータ!此処に来た事無かったの?貴方は近くに居たじゃない!!」

すぐさま、いくみから聞かれてしまうミアータだった。


「私は山を降って来たのが初めてだ…サングレアル側なら何度も行っていたが、海側には用件が無かったのでね…」

ミアータの用件が何なのかは知らないが、ミアータもジャスタウェイの街は初めてなのが分かった。


「やっぱり都会だわ…これからは大変かもよ?」

宿をチェックインした時に言われた金額が、今迄の3倍近くあったらしく、朱音が渋い表情でロビーから離れた。


「でも、お金は何とかなるよね!これから稼がないと厳しくなりそうだけど……」

いくみも流石に今後の事を気にして、買い物のテンションでは無くなったみたいである。


「大丈夫よ!買わなくても、世の中にはウィンドウショッピングって言葉もあるんだから!見れるだけでも、今は………」

彩希が言いながら、気配を感じたらしく振り返ると……


「今はごはん!!!」

桃が言い切った。

そりゃそうだよね…

朝の洞窟内で朝食を食べてから1日半、全く食べて無いのだから……


「他のお店も気になるけど、きょうはお寿司だから!!」

桃が先程発見したお店の方角へと、早くも歩き出す。

流石、食に関しては誰も逆らえない……


「ところで、お寿司のお値段は幾らかしら?」

すずかが値段を気にするのは、やはり先程の宿泊料金が高かった事で気になっている訳で、


「イクラの値段が気になるの?兎に角、聞いてみればいいじゃん!!」

イヤイヤ、桃さん…

話しが混同しておりますが、イクラの値段じゃ無いですよぉ……


って、イクラってメニューにあるのか?


さて…………

時価じゃ無ければ良いのだが……

ドキドキしながら、お寿司屋さんに向かおうかね………



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