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「なんか森になってるんだけど、道は合ってるの??」

朱音がハカセとミアータと共に先頭を歩いているのだが、そんな事を言う…

無理もない、明らかに森なのだ…

一体何の木だかも僕には分からないのだが、杉では無いだろう……


「杉だったら、私だって大変よ…でも……本当に見た事無いわね…」

彩希が僕と同じく花粉症なのでお互いに杉の花粉とかは被害も無さそうなので、良かった!!


「この木って……ハワイにある、この木何の木の木みたいだよ!桃も一回だけ、見させられただけだから薄っすらとしか記憶に無いけど!!」

桃の言っている事は、話し的にボヤけさせておりますが…何となくそんな事で良いんじゃない?

見させられたって…

食べ物じゃないしね……


「朱音殿、恐らくこの先に向かえば川に向かっているので、大丈夫である。ジャスタウェイの街の隣に川が流れているのでな。」

流石ミアータだ!

排水口の番人だっけ?


「嫌、雨樋の番人だ…私は水を主軸に生きているので、水の流れは察知出来る。君達が不安なら上空から確認も出来るぞ!」

そう言えば、ミアータって羽根もあるんだね。

なんか一気に一人増えただけで、情報量が多過ぎて困る。


「ミアータが合ってるって言うのなら、確認は必要ないわ…あたしはそれよりも、お腹空いたー!!」

いくみにしては珍しいな…

そんなに空腹を言い出す事って無かったから……


「桃も、いい加減お腹空いた……」

お腹が好き過ぎて、勢いが無くなった桃さんがいくみに続いた。


「お昼にはそれでも到着するんじゃない?ミアータは格好はどうするの?」

彩希の言う通り、お昼には到着出来そうだ。

そして、全員が気になるミアータの格好だが……


「そろそろ君達と同じ格好で行動する。そして、名観光地ジャスタウェイの地下迷宮にはガーゴイルの格好で向かいたいと思う。」

「ミアータの言った通りで文句無いわ……それよりも、ミアータ……なんかサラッと大変な事言ってなかた?」

彩希がミアータが話し終わった直後に言ったのだが、僕も聞き捨てならない事をミアータが言ったのを聞いたよ……


「それで、ジャスタウェイの地下迷宮って何?安全なの??」

いくみが僕の思っている事を代弁してくれた。


「ジャスタウェイの地下迷宮は広さ、深さ不明で……安全とは言えない場所である。ジャスタウェイは港町で別の島に向かう事も、地下迷宮に向かって行く者も集まる場所なので、物凄く賑やかな街なのだ!!」

ミアータ本人が行きたかった場所だったのではないだろうか?


「安全とは言えないか………危険って捉えて良いのよね?」

彩希がミアータを睨みつけるように、話す。


「あぁ…恐らくこの地下迷宮の中に、目がある筈だ!!今回キラー殿に衝撃を与えて戴けたので、目の力が向かって行ったと、私は確信している。安心したまえ!私が守る!!!」

ミアータが力強く宣言したが……


「ミアータ、ミアータは攻撃してくれ!!僕が皆を守っているから……」

ハカセが小声でミアータに話しかけた……

本当に守ってくれたら文句無いよ……


「だって、ハカセだよ?守るって言いながら、自分を守るんだよね…」

桃が小春とそんな毒の強い会話をしている。

本当に何も無ければ文句無いのだが……




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