表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/575

30

「何?あのキタモシって…たまたまキラーちゃんの魔法が飛び出て居なくなったけど、絶対に強いよ。」

いくみが今のゴブリン達の事でちょっと怯んでしまっている。


「これからはあんなのが出てくるのかしら?なんかいきなりナイフ投げられた時に動けなかったわ。」

彩希も同じ感じだ。


「キラーは凄いや!僕なんか盾を構えているだけだったし。」

ハカセが言っているが、ハカセの盾にナイフが行かなければ犠牲者が出ていた筈だ。


「ちょっと疲れちゃったし、戻ろうよ!」

朱音の言葉に誰も異論を唱える者はいない。




「ゴブリンが出ましたか。キタモシは過去に何人も殺られてます。ナイフの使い手ですので、これからも注意してください。あっ!いくみさんなんか同じ様に使えたら結構有利ですよ。」

水泡蘭先生にシャザール城の兵士室で話をした。



城を出て僕は訊ねた。

「なんかみんなで魔法の事を話すの避けていたよね?」


「さっき彩希がなるべく私達がどんな戦い方をするのか止めようって…」

桃が結構真面目な顔をして言った。


「これからは何処で敵が見ているのか判らないから、公表しない様にしようと思って。キラーの魔法を見た時に思ったのよ。私達目立つし!」

彩希は結構冷静だった。


「二刀流のナイフの使い手になるには私もキタモシみたいな投げるのもありだなって感じたよ。練習だ。」

いくみもようやく沈んだ気持ちを切り替えてくれた。


街にいれば大丈夫かも知れないが、やはりダンジョンは怖いと云うのを痛感した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ