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水泡蘭さんがここで先生になるらしい。一番上の人だと思っていたら、他にもいるとの事とこの訓練を教える人達もすぐに戦いに出ないといけないと話をうけた。
「みんなの希望するクラスは何になる?」
と、水泡蘭先生は物静かに言った。
岡山博士は先程のみんなでのフリートーク中にハカセって言われる様になったのだけれど、そのハカセは騎士になりたいって!ちょっと小肥りな騎士だな。
まぁ彼は騎士って感じだよってみんな満足。
グイグイくる軽井沢桃ちゃんは、やっぱりみんなに桃ちゃんでって事で、その桃ちゃんは「桃は弓~」って。
ゲームで難しいんだよっ!って……いいんじゃない?ツインテールの弓使い。滅茶滅茶ニヤニヤしそうだ。
目黒いくみちゃんはポニーテールの美人だ。普通にいくみちゃんと呼んでるのは僕はかなり前から知っている。
「私は剣を使いたい。ゲームで、一番使いやすかった。」
あたしも!!成城彩希が同じ事を。
「やっぱりゲームで使いやすいよねっ!!」っていくみちゃんと彩希ちゃんで意気投合している。みんなゲームかよ……
「僕は魔法使い」周りが静まる。
水泡蘭先生が
「魔法使いって、魔法使えるの??」
「何もできませんけど、ここで教えてもらえるのかと………」
今まで魔法使いを希望した者は一人もいなかったらしい。現実的じゃないものだったと今更痛感した。
「みんなを硬直させる魔法が出たわよ」
彩希ちゃんが呟くと「アニメとかだと、魔法使いって可愛い子がなるんじゃない?あき君がなるって言ったのは可愛い子と一緒に覚えたいのがみえみえ。」
はぁってため息されたし。
「まぁ、それもあるけど魔法でみんなが帰られるかも知れないじゃん!」
と、今閃いた言葉で納得してもらう。もともと力無いし、僕が役に立つとは思えない。
「兎に角最初は剣の使い方とかを見てみよう」
水泡蘭先生は切り返す様に言った。剣を使うのが3人と弓が1人。僕はどの練習すればいいのやら?