表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
489/575

229



「カニ、トカゲ、コウモリが沢山出てくるけど、他の人達ってどうやってるんだろ?」

朱音が先頭を歩きながら呟く。


「なんかね、コウモリは結構みんな嫌がってるみたいよね…ついでに情報を今更だけど………トカゲもみんな頑張って川に落とす事を狙っているみたいよ。」

いくみ!!

それさぁ!!!

早く教えてよ!


「イヤイヤ、朝から言いたかったんだけど……寝坊したじゃん。忘れちゃったの……」

忘れちゃったの……じゃ無い様な重要な情報だったんじゃないの??

いくみさんなのに……


「寝坊したんじゃしょうがないわよ!寧ろトカゲも出て無いし!!」

彩希が言い切ってますが、寝坊したのはみんな一緒なのにねぇ…


然し彩希のカニを川に落とす作戦は本当に的確だったのが、今更ながら他のグループでもやっているのを聞いて実感した。


「声の主は情報は無いのが不思議ね…」

そうだ…すずかの言っている声の主…

桃がなんとなく確認したのは川の上に居た、大きなモノ…

声はなんとなく男の声だった気がするが、僕達には戦闘出来る様な状況でも無い時に、相手も敢えて攻撃をしてこなかったが……

いったい何者なんだろうか?


そして、クリスタルの時に一緒に居た他のグループ…

確かに居たのは分かった。

然し、まだ出逢っては無いのである。


こんなに知っている人達に会いたくなっているのは何なのだろう……


「キラー君、多分ホームシックよ…洞窟にずっと居るでしょ?私もウンザリだもの…」

彩希が言ったが、本当にホームシックなんだろうか?

まぁ、悩んでも解決しないし…


「そうだよね!悩んでも解決しない!!ここから離れたいんなら、頑張って出るのか死んじゃうのかの二択!!」

いくみさん?

頑張って出るの一択にしようよ!!


「なかなか出口に着かないけれど、あるみたいだからね…何処に行けるのかは知らないけれど……」

朱音〜

随分と『けれど』が多く感じますけれど……


「出口があるんなら出れるんじゃない?知らないけれど……」

桃が最後に笑うって…


「なんかさぁ……みんなで私の事を馬鹿にしてるんだけれど……」

朱音!!

流石巧いなぁ…




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ