表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
482/575

222



「流石にさっきみたいな血を見ると……昂ぶるわ……」

あの……彩希さん?

貴女は大変な事になってませんか?


「別の人が攻撃してなったのだと何も無いけれど、私自身がやるとこんなになるのを初めて知ったわ…」

彩希が物凄く問題発言をしている…


「………そうね、ちょっと言い方を訂正しようかしら……悪い奴の血を見ると、悪を倒した感情が昂ぶるみたいわ……」

彩希さん、まぁ……それなら多少は問題が薄らぐと思います。


「でもさぁ、彩希があんな勢いで斬りかかるとは思ってもなかったし、あの一気にズバン!って斬ったのはビックリだったよ!!」

いくみも同じ様に刀を持ってはいるが、二人共揃って相手を斬り落とす事は今迄無かったのだが、まさかの彩希があんな勢いで……

とは、僕も思った。


「いくみもあんな早さでナイフを叩き落とすとは思わなかったよ!おかげで助かったし!!」

朱音が自分自身に向かってきたナイフに反応出来なかったのを、いくみが叩き落としたのも本当に凄かった。


「みんなそれぞれパワーアップしてるよね!桃も槍を新調したから、血を求めてるし……」

おーい!!桃さん?

危険な事言うなよ!!!


「桃はいつでも槍を構えてるのに、動かないし!!」

ハカセ……

君には言われたく無いと思うぞ??


「大丈夫!ハカセは一番動かないから!!だから、動かない味方が欲しいんだよね!!」

なんという前向きな桃なんだか…


「それで、どうする?彩希は着替えたいでしょ?」

すずかが血塗れの彩希を見ながら言うが……

彩希のドレスは赤なんだよね…

まぁそんな色の問題では無いけれど…


「此処で着替えたり……」

「キラー君!!斬り落としてみる?」

彩希さん、申し訳ございません。


「すずか、ありがとう。一旦戻ろうか!さっきの手応えから、私が血を求めているのが危ないから……」

彩希さん!

血を求めてるのか?!!


「多分彩希は……本気よ……」

いくみが冷静に言うのが、また怖いわ……


「一度血を求めると、危険ね…」

すずかが笑みを魅せながら彩希に言う。


「いくみも私と同じでこれからは戦闘にうるさくなるわよ…」

彩希が嬉しそうにいくみを見る。


それをいくみが頷く……


いよいよこの二人が戦闘で危険な事になるぞ……

平常でも危険なのに……



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ