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「連戦とはいえ、やっぱり身体がモヤっと重いね。」

ハカセが僕にそんな事を言ってきたのか…

『身体がモヤっと』の、意味が分からない…

微妙な表現をしてくれたな…


「キラー君、ハカセはしょうがないのよ…今迄何も役に立つ事が無かったのに、初めて本当に役に立つ事をしたんだから!」

彩希がそんな事を言っても、ハカセはニコニコしている…

今回は役に立つ事をしているから、しょうがないのか…


「でもさぁ、サメが食べないコウモリ男までカニは食べてるんだね…あのカニ、絶対に食べたくないや…」

桃が怪訝そうな表情で言うのだが、僕も此処に居るカニは食べたくないです。


「カニも薄情だよね。あたし達を見たけど一切スルーだったよ!!食事があれば他を倒す必要は、あのカニ達には無いんだね。」

いくみが言う通り、カニがコウモリ男を食べている横を僕達は普通に通り抜けて先に進んだ。


「意外とこの川沿いの道って長いのね。先が曲がったりしているから確認出来ないけれど、まだあるんだ。」

朱音が先頭を歩きながら前方の確認に余念がない。

実際先頭に居るだけでも大変な事だと思うし、戦闘になればこれも大変なのに、その大切な役割りを朱音が率先してやってくれているのは有り難い。


「ハカセも居るけど、盾持ってるからだもんね!朱音とは違うよね!」

桃がハカセに聞こえない程度で僕に言う。


「ハカセは元々戦闘には向いていないんじゃないの?そもそも、盾を両手に持ってるのが間違ってるし。」

いくみが笑いながら、ハカセの事を言っているが……


「僕は盾の他にも防具が欲しいよ!!野球の審判しまたいなあの、前面が隠れるやつ!!」

ハカセはどんだけ守るのに徹したいのだ??


審判のって、キャッチャーの後ろ側で居るときのクッションみたいなやつの事なのだろう。

頑張ってみんなを守ってくれる事は、してくれない気もするが……



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