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「おい!そこの変な帽子被っている男!!私は吸血コウモリだ!いい加減間違えているんじゃない!!」

あ……めんどくさい奴だな…


「変な……変な帽子って!!!」

意味無くいくみがツボってるし…

「イヤイヤ、いくみが彩希と一緒に選んだんでしょうが!なんで今更ツボる…」

僕の事ではあるが、帽子……これが、いかにも魔法使いグッズの三角帽子を、今更言われてツボるとは…


「き、き、キラー君ってさ、被り物似合わないよねぇ〜」

あの……いくみさん結構長い事この帽子被ってますが、今更ですかっ?!


「なんとなく相手も笑っちゃう魔法〜」

彩希!!

それは、僕も可哀想ってもんだぞ!!


「いくみに言われて、キラー君が被り物似合わないって事を初めて知ったのよ…」

言いながら、彩希が微妙に笑ってるし…

いつもの妖艶な笑みとは違う、少女の様な……


「キラー……やっぱり変態だわ…」

桃にいきなり言われるし…

「キラーさん!少女が好きなんですかぁ?ちょっと趣味みたいのが……」

小春さん?

大きく勘違いしてます!

良いですか?

僕は、ノーマルに女子が好きなんです!!!


余計に引く……女性陣……


「なんかさぁ、吸血さんと同じで……変態さんが一生懸命自分の事を強調しているのを見ていると冷めるわぁ…」

朱音まで!!

しかも、対峙している相手迄引き合いにしてるし!!


「それはキラー君がいつも変な事ばかり考えてるからでしょ?」

彩希に言われると、なかなか毎回ヘビーな一発が……

重いのよ、一言が!!


「オマエ達、頻繁に私を無視しているが、何なのだ?今から倒されるのを理解していないのか??」

羽根の人が横から口出しする…


「おい!!そこの変態と言われている奴!!何度言わせるんだ!!私は、吸血コウモリだ………」


ボンッ!!


彼が名乗り上げた時に、僕の火の魔法が羽根の人に命中した。


さて………

この後でどうなるのか??




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