表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/575

25

5階から4階へ登る階段のある場所迄戻る途中でいきなり桃が



「キラー!!放して!!!」


叫んだ。


「何やってるの!」

って彩希が振り向いたが、僕は何も桃にやってないよぉ~トカゲの尻尾持っているし。


「早くその尻尾放して!!!」

桃が泣きながら叫ぶ。

取り合えず地面に尻尾を置いた。


桃が泣きながら


「大丈夫?動ける?ごめんなさい。」

と聞いてくるがなんだか………


「どうしたのよ。尻尾、何かあった?」

彩希がトカゲの尻尾を触ろうとすると、


「触っちゃ駄目!!」

桃が叫んだ。



「毒なの。発症が10分以内の………」

桃さん、衝撃的な事言ってない??


「血液が毒なんだって。キラーの尻尾を持っている場所からキラーの素手に沢山付いてる。」


「あーーー!なんじゃこりゃ!!」

って昭和な反応みたいのしながら手が確かにトカゲの血だらけ。


「他はみんなついていないね。取り合えず水で洗うか。」

僕は持っている水で手に付着している血を流した。


ジュッ!と音をたてて流れる。


「大丈夫なの?キラーちゃん!平気な顔しているけど……」

いくみが心配そうに訊ねてきたけれど、


「特に違和感無いけど……」



「あーーー!!!早くその手を拭いて!!!水で濡らしたら駄目だって…………」

桃が再び号泣。




「発症10分以内って言ってたよね。軽く30分以上かかっている気がするけど。」

彩希が冷静に、それでも青ざめた表情で言ってきた。


「今のところ大丈夫だよ。一応街迄戻って医務室で見てもらうよ。ところで、この毒ってなんなの?」

僕は桃に聞いてみた。


「致死に至る猛毒みたいで、血に触れたら10分以内で全身から血液が吹き出して死ぬって書いてある。」


「あらあら………これは僕は死んじゃうやつじゃんか。まぁ………みんなと知り合えて良かったよ。」

僕は普通に歩きながら街迄向かう道のりを歩いている。



「あの………私の知らないだけなのかも知れないけれど、本当にキラーは死んじゃうのですか?普通にいるけれど………」

すずかがもっともな事を言い出した。


「ほんと、死んじゃうって気がしないじゃない?私だったらなんとなくだけど、苦しんじゃったりで泣きながらみたいな………」

朱音も同じ様な事を言い出した。


「急いで戻って診てもらいましょう。」

いくみが心配そうにしてくれてるのは有り難いが、僕は本当に何でも無いんだよなぁ……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ