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「あー!!腕がー!!」

羽角の朝からの大声で目覚めた。


「どうした!?腕がどうかした!??」

ハカセが僕より先に羽角にたずねる。


「すいません…昨日の夜に腕立て伏せをやり過ぎました…筋肉痛みたいです。」

羽角君……

朝からそれで騒ぐのか?

朝日とかも無いから、時間で感覚の生活だけどさぁ……

朝っぱらから筋肉痛で騒ぐって…

まぁ、夜の事が朝には筋肉痛になれたのは若さだよね……


「うるさいわね…びっくりして他の部屋なのに響いたわよ!」

朱音は寝起きが悪いんだから気をつけないと!!


「はぁ?筋肉痛って大声で叫ぶやつじゃ無いんじゃないの?」

そりゃ朱音の言う通りだ。


「羽角、どうするのよ?荷物持ちは羽角なのに…」

すずかの言葉には微妙にトゲがあるぞ?

収穫した時の荷物回収を羽角がやっている訳で、荷物持ちとは若干ニュアンスが違う気がしますが…


「それで、羽角君…荷物は持てそうなの?きょうはしっかりと売却するのをみつけたいから…」

彩希が心配の意味が若干違う気もするが、心配している…


「大丈夫です!筋肉痛からの筋肉が増加したって事にして……」

羽角もよく分からない事を言っているが、無駄に宿泊している場合でも無いので行くしか選択肢も無いのであるが…


「じゃ、支度して行きましょ!道具屋さんで色々聞いたから売れるのも理解出来たし!」

いくみのテンションが妙に高い…


「当たり前でしょ?」

言いながらいくみが刀を見せた。


「なんと!二刀流を止めてちょっと前より大きな刀にしたのだ!両手持ちだよ!!」

嬉しそうに見せてはくれるが、寝室で振り回さないでくれよ?


「そうよね…筋肉痛の腕を試し斬りとかやらるても困るからね…」

彩希の一言に、羽角が右肩を左手で抑えた。


「あっ!左手の痛いや…」

羽角も面倒な事だわ…


「じゃあ、早く街から先に進むよ!何気にこれでも、他のグループってもぉ出てるんだからっ!!」

きょうはいくみが賑やかなパターンだから、いつもより面倒な気もするが、凹んでいるよりはマシだよね…


「いくみ!みんなに一応言っておいた方が良いんじゃない?」

桃が少し神妙な顔をして、いくみを見た。


「あっ!そうそう、吸血コウモリ居るから気をつけろって!羽根が売れるみたいだから出てきたら倒すよ!」

いくみさん?

吸血コウモリって?


「そうなの〜血を吸うみたいだから気をつけないといけないみたいよ〜沢山出て来ると最悪だよね…」

桃が結構軽く話しているが、蚊とは違うコウモリって事はある程度の大きさはあるんじゃないの?


「ついでに、吸われたら……」

いくみさん、吸われたら?

コウモリになるとか言わないでよ?


「吸われたら、大変みたいよ…」

いくみー!!

なんだよ!!!

その曖昧なの!!!

どうなるのよ??


「知らない〜」

だーかーらー!!

桃ちゃん軽く言うなって!


「キラー君も、『!』が鬱陶しい…」

彩希が一番怖いや…


「こんな可愛い子を怖いって…相当な……マニアな趣味ね…」

彩希さん?

なんか物凄い問題発言じゃないかしら?

どんなマニア趣味だよ!?


まぁ…言わなくていいけど…



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