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「やっと分かったよ!あたしはもっと強くならないといけないのがっ!!」

いくみがカニに対してダメージを与える事が出来なくて、落ち込むかと思いきや全くの想定外な態度がいくみを除く全員から驚きの感情というか、表情が出る。


「いくみが攻撃に効き目が無いから、私はズドンと落ち込むかと思って、何を言えば良いのか考えてたんだけど…」

彩希が本人を前にそんな事を思わず言ってしまう程である。


「あたしもさぁ、どれだけ強いのか?とか考えたんだけど、やっぱり刀ってそんな簡単に出来るもんじゃ無いよね!テニスのサーブの時みたいな振り落としとか今度はやってみようかと思ったし!元々テニスやってたから!!」

いくみが珍しく一人でマシンガントーク炸裂である。


いくみのテニスの格好を……


「キラー君、いくみの練習で斬られてみる?」

彩希が早くも言ってくるし…


「いくみがそんな風に思ってるんなら、また桃と一緒に強くなる為の武器選ばないとね!」

何気に桃といくみで一緒に武器は選んでいるみたいだ。

あまり接点も無さそうだけど、お互いに戦闘にどうやれば良いのかを色々考えそうな点でお互いが合うのかも知れない。


「ところで、川からカニ出て来るんじゃちょっと油断も出来ないね…」

朱音が川を見ながら話す。

まぁ、今は右側に川があるが途中は無かったので、また流れが変わるのだろう。

トカゲもカニにも結局逃げられただけだが、十分戦闘に対する『気持ち』みたいのが上がってきていると思う。

ゲームだと倒さないと貰えない経験値も、実際の世界では空気感で貰える気がする。

まぁ…数値も無いから解らないが…


「トカゲとカニと一応戦ったのだから、きょうは文句ないでしょ?疲れたし、一旦戻りましょ…いくみは

また武器を見たりしたいでしょ?私も一緒に見てみたいし…」

要は、彩希も武器を買いたいって事でよろしいかしら?


僕達は再び元の街へと戻る事にした。

そこそこ時間も経過しているし、怪我はしなかったが疲労感がハンパではないみたいだ…



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