表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
430/575

170



「でもさ、でもさぁ……この場所をみんな教えてくれなかったのって、向こうの街じゃみんな来れて無かったんだね。」

桃が言う通りなのだ。

誰もあの街から来れて居ない人達の街だったのが今更理解できた。


そんな今は、食べ放題のお店なのだが……

肉は何の肉なのか?


「大丈夫だよ!人じゃ無いって聞いたから!!」

いくみさん?

人じゃ無いって……

では……何の肉かは??


「うーん……知らない。」

いくみの言葉になんとも言えない雰囲気だが……


「人じゃ無いんでしょ?この洞窟に居るなにかよね?別に普通に食べられるから私は気にしないけど。」

彩希が一番気にしそうな気もするが、意外と気にしないのね。


「嫌なら草だけ食べていればいいんじゃない?此処で何が居るのかは知らないけれど、私も気にしないから…」

すずかは何となく気にしないのは分かる。

野菜って言えば新鮮味も出るけれど、草って……

まぁ……草か……


「そんなに気になるクセがある訳でもないし、美味しいよ!」

ハカセに味覚がある様にも見えないのは、気のせいかしら?

何でも食べてるイメージ…


「まぁ肉の事はともかく…」

彩希が少し神妙な面持ちで全員を見回した。


「私達これから……っていうか、明日からCブロックを探索するわけでしょ?でね……火の玉みたいのってあのガーゴイルが居た扉をすり抜けて入って行ったみたいなのよ。」

彩希?その情報はいつ仕入れたのよ??


「それは当然、ガーゴイルに扉を開けた後に何気なく聞いたのよ。気になるじゃない、何しろ私達はそれを追って来たのに…」

彩希の言う通りなのだが、ハッキリ言えば……僕はその存在を忘れていた。


「えー!キラー忘れてたの??桃も記憶に無かったけど…」

なんだよ!桃も僕と一緒かよ!


「残念だけど……私も…」

いくみすら忘れてたの?


「もうね…先に行く事だけで、理由なんか飛ぶのよ…」

いくみがそんなだと……

って…彩希以外は全員火の玉の存在が飛んでるし…

火の玉が飛んで向かって行った洞窟に……


「キラー君、無駄な韻を踏む事は無いわよ…」

彩希が何だか要所でしっかりとしているんだよなぁ……


「まさかみんなで忘れているとは思わなかったし、ガーゴイルが扉を開けた時に不思議に感じたのよ…」

彩希が物凄い重要な事をしっかりしているんだ…


「じゃあ、ブシャー達は?」

朱音が言ったのは、このエリアにブシャーも居るかも知れないって事だが……


「何組も通っているから知らないって…あのガーゴイル、弱かったんじゃないかしら?」

彩希に言われたら、ガーゴイルを倒せたのかも知れないって事か?

何組も通っている……

確かにこの街には大勢居る訳で、何となくその事も頷ける。


まぁ、別に通って来たんだから文句無いけど。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ