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「桃ちゃんがそんなに槍を改造してるのって、なんか強そうで良いよねっ!」

今回の自主トレになったキッカケを作ってくれた小春が桃を褒める。

桃は勿論ドヤ顔。

褒めたら伸びる子だね!


僕もだけど…


「キラー君は『子』じゃないけどね…『オジサン』ですが…」

いくみさん?

僕は傷つきやすいんだよ!

気をつけてよね!


「自分で『傷つきやすい』って言ってる段階で、たいして傷なんかつかない神経だと私は思うのだけど…」

彩希がまた僕に攻撃を仕掛ける。


「大丈夫よ!キラーは殆ど人の事なんか深く考えて無いから!私は常々思うんだけれど、誰よりも冷たい人よ…」

すずかさん?

僕の心をえぐるの止めて下さいませんか?


「すずかは自主トレの成果が出て来たの?!流石のキラーでも一撃だね!」

朱美が嬉しそうに、すずかの顔を見た。


「ほら…すぐに物事を切り替えられるのよ……私もキラーみたいになれる様にしたかったのだけれど、難しいわ……たった3日じゃ……」

すずかさん?その為の自主トレじゃ無いと……


「私は体力よりも、メンタルを強くしたいのよ……この面倒な女の性格を少しでもね…」

なんか、すずかがとんでもない方向の自主トレしていたのでは??

不安になるわ……


「朱音はパッと見はいつも通りね。薙刀も相変わらずだし。」

いくみが朱音の事を言っているが、いくみも変わった様に見えないのだ。


まぁ、羽角も僕もだろうが……


「僕は、途中で一度朱美さんと筋トレしてましたよ!やっぱりある程度の力が大切だと……あれ二日目でしたよね!?」

羽角の言葉に


「そうそう!羽角と一緒に準備運動をしたよね!途中から羽角の筋肉についての講義が始まりそうだから、自主トレの名前通り、自主トレに専念させてもらったけど。」

朱音が羽角の筋肉についての講義から逃げていたのか……

僕は真面目に初日に暫く聞かされたよ……


「あら!私にもそれを言いたかったんだ!良かった〜自主トレに専念して!!」

朱美の言う通りだと思う……

限りなく無駄話だったから……


羽角はよくいる、話しが長いけど、しっかりと結論を言えないタイプである。

それでも、そんなに鬱陶しい訳でも無いから個性って事でいいのかも知れない。


みんなそれぞれ自主トレ期間を活用したのかは、戦闘になればすぐに答えが判る筈だ。




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