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「あのね、昨日さぁごはん食べてる時に別のグループの話しがちょっと聞こえたんだけど、みんな結構奥まで行ってるみたいなの……」

寝坊の翌日はしっかりと起きれたので早くも洞窟に入りだしてからそんな会話をしている。

流石、いくみは情報収集が上手い。


「いやいや、みんな聞いてないだけでそんな話しばっかりしてるよ!!」

彩希も聞いてるんだ…


「それでね、今はBブロック迄行ってるでしょ?このBブロックがかなり広いらしくて……Cブロックの情報が全然入って来ないのはBブロックからCブロック迄行ったら帰るのも大変なんじゃないのか?って話しなのよね…」

いくみが一旦話しを途切れる。

歩きながらの会話って、結構体力使うよね。


「でさぁ、帰るのも大変ってあまり気にしてなかったでしょ?行く事に集中してて……」

「って!!いくみ〜お弁当持って行かないと大変なんじゃないの??桃……困るわぁ……」

確かにお腹空くかも知れないけれど、僕は洞窟内で空腹になった記憶は無い。


「桃……お腹空くのなら蜘蛛でも食べなさい…ちょうど毎回キラーが焼いてくれてるから少しはいいんじゃ……」


「ギャー!!嫌ーー!!」

すずかの発言に、桃の悲鳴に近い叫びが響いた。


「じゃあ我慢ね!」

すずか……なんとなく彩希みたいなキャラになってるぞ?

嬉しそうに桃に笑みを魅せた。


「Bブロックの情報だと、何処かに池みたいのがあるみたいよ。そこのカニが大変みたい。」

「いくみ!!カニ??カニって蟹だよね?」

桃さん会話でカタカナと漢字の使い分け難しいのですが…


「桃、カニ食べたい!!」

「だーかーらー!!そのカニが大変みたいよ…倒したら食べられるんじゃない?」

彩希もやっぱり少しはその情報を持っていたのか。


「大きいのかしら?ここの生き物だいたい巨大化して襲ってくるからなぁ…」

朱音が薙刀を払う様な仕草をしながら呟いた。


「だいたい大きいよね…大変って、どう大変なのかは分からなかったけど…」

いくみの情報はそれだけだっか…


「大きいって事は、カニ食べ放題!!」

桃〜

前向きだな…

有名な看板レベルのが出て来たら無理だぞ!!



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