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「4階って何かあるの?一般的に行けるのは地下4階って事は何か許可とか貰うのか??」

僕は素朴な疑問をしてしまった。


「なんか、みんな情報収集が薄いわね。4階で何かを取って来てお城に持っていけば認可されるみたいよ。細かくは知らないけれど。」

彩希の情報収集能力が凄すぎるんだよなぁ…別に僕達が薄い訳では無いつもりだ。



4階へ向かう階段で守衛の兵士達に

「ここからは今までと違うよ。まぁ頑張りな!」

と言われた。


「今までと違うって言われても通路とかも一緒だし、歩いているグループもだいたい同じ気もするけどね。」

いくみがそれでも気を引き締めた感じの雰囲気で歩いている。


何組かのグループに話を聞いたがみんな分からないらしく、強いグループは5階以降に向かう為、ここのフロアは初心者達の試験場みたいな感じらしい。


「でも、ピンクワームみたいな人が食べられているのとか目の当たりにしている訳だから恐いよね。」

朱音が薙刀を持ちながら話している。


「そう言えばさ、この前僕とハカセのはあ・と・でとか言ってたけど、何を仕入れたの??」

僕は思い出した様に彩希に尋ねた。



「…………ごめん!何も買うの忘れて…………」

彩希~

勿体ぶるなよなぁ…

とか無駄話をしながら紅い扉の前に到着した。


標示が『入室可』となっている。

なんかいい事はおきそうも無いけれどここで5階への許可が下りるみたいだ。



「入るしか無いけれど、ある程度覚悟しないと駄目だよなぁ…」

と、僕は鉄パイプを握りしめながら扉を開けた。

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