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街迄向かう道のりが何気にキツい。

「脚を掴まれただけなのになんなんだろ?折れたのかな?歩く時に脚を着けば痛い。」

ハカセは世間的にデブにあたるから僕にはおんぶできる体力は無かった。おかげで彩希と一緒に肩を貸して歩いている。

「ハカセ、兎に角街に戻ったらみてもらいましょう。暫く一緒に行けないのかな?」

いくみも心配そうに見ているが、確かにここでハカセが行けなくなるとかなりの痛手である。


街に戻り医務室に向かう。朱音とすずかにしてみれば前の仲間が搬送されて亡くなった場所だ。

「あー、これぐらいならすぐに治るよっ!」

医務室のオッサンがブルーベリージャムみたいのをハカセの脚に塗ると、


「もう治った!」


嘘だろ???


ハカセが…………

「普通に歩ける!!なんだそれ??」


「売店でも売ってるから1つ買っておきな。こういったのはすぐに治る。」


医務室のオッサンが教えてくれた。



「今回は私の責任でハカセをあんなめに遭わせてしまってごめんなさい。でも、話だと骸骨が宝石を持っているって話だったけれど、無かったわね。」


彩希がこれからの為のミーティングを開きだした。


「あっ!それは、人食い骸骨は人を食べるだけだから無いみたい。他の骸骨戦士とかが何処かで略奪してきた宝石を装飾しているみたい。」

桃が調べてくれた。


「略奪したのを略奪して転売しているのか…………あまり気乗りしないなぁ。」

僕にはなんとなく気が引ける事を伝えるとみんなもだいたい同じ感じ。


「宝石はともかく、私達も少し強くならないとこれからは厳しそう。特に私と桃は戦闘になると役に立たないからね~」

いくみが口調は明るいのだけれど顔が真顔で話し出した。


「二刀流とスリングは兎に角最初に攻撃して怯ませた処迄でいいんじゃない?あとはみんな打撃の強力なやつでいけるし、キラーも新必殺技ができたし。」

ハカセの意見で同意できるのだが、いくみと桃は現時点で納得できないらしい。


まだ戦闘と言ってもそんなに強い相手では無かったのが運が良かっただけで、日暮谷を倒したと言っても最後は兵士達に押さえ込まれた訳で僕達メンバーにはまだまだ厳しそうな雰囲気を醸し出している。


「ある程度の相手にしっかりとした戦い方をしていれば慣れるでしょう。朱音もすずかもみんな骸骨と戦った時は動けているし考えるより慣れろ!って事ね。3階で骸骨を相手にするより4階を見てみましょう。一般に行けるのは4階迄みたいだし、それ以降はお城から許可を貰わないと行けないみたいなの。」

流石彩希は情報収集が早い。

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