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「キラーさん!!」

いつも通りに、羽角が僕の事を起こす。


「大変ですっ!」

「ん?どうしたの?」

モソモソとベッドから起き上がり……


「キラー君!!この部屋だけ寝坊だよ…」

冷やかな視線で彩希が呟いた。


「いつもと違うじゃんかっ!羽角が起こして、みんなを起こすローテーションじゃないの??」

僕の問いに、いくみが


「残念だけど、今は夕方…」

「えー!!!なんだ…みんな寝坊か…」

「キラーちゃん、夕食の後の食事がまた夕食なのよ?問題じゃない?私達……」

いくみが少しウンザリした顔をしながら僕を見たが、いくみだってしっかり寝坊してるんだよね…


「そうだよ!桃がお腹空いたから起こしたけど、みんないつまで寝てる気よ!外でハカセだってお腹空かせて待ってるんだからっ!」

えっ?桃さん??

ハカセ…外でお腹空かせて待ってるの?

ペットみたいじゃんかっ!


「ハカセは大人しいからいいけど、桃はお腹空くとうるさいから困るわぁ…」

すずかさん?

まだ放っとけば寝てる気でした??


「だって、寝坊してるんだから諦めて明日しっかり起きれば問題無いんじゃない?私はそんな考え。」

相変わらず冷静というのか、冷めてるというのか…すずからしいや…


「今回の失敗は羽角君がみんなを起こせなかった事よねっ!」

「えっ!!?朱音さん!僕の責任ですかっ?」

羽角が動揺している。


「羽角君、冗談が通じないと周りはつまらないのよ…」

小春がまたすずかに劣らない冷静な態度で、羽角をダメ出ししてるし…


まぁ、僕達のメンバー間ではこの寝坊で特に何かが困る事も別に無いので、全員で再びいつも通りのお店へ向かう事になった。


食べてばかりだ……

本当に冒険が進まないなぁ…



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