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3

お城に着くと新柿読城主が出迎えてくれた。結構この前もだが気さくな人だ。

「わざわざ来ていただいたのは今、城の兵士達に配付したのと同じ物を渡したくてね。」


みるとA4のクリアファイル位の大きさのタブレットみたいなやつ。

「これを売店で販売しているのだが、ダンジョン内で敵に遭遇した時に翳してもらえば判っている相手なら名前が出てくる。まぁ~辞書みたいな感じで使ってもらいたい。」

「あっ!簡単に言えばポケ………………」

ドカッと彩希に蹴られた。

「黙れ!いろいろな方面から言われるわよっ!」

なんか天の声みたいな感じの事を言われたから黙る。



話は他に日暮谷を倒した事、新メンバーの話をして城を出ようとした時に水泡蘭先生に会った。

「昨日の活躍で君たちの名前が広まっているけれどダンジョンに入れば君たちを狙う奴等も出てくるようになる。軍資金はなるべく訓練場に預けて、あとは不審な相手がいたら兎に角城に報告をしてもらいたい。悪魔を倒していくのが前提なのだが、名前が広まっているのを倒して自分が上に立ちたい小さな奴もいるのを覚えておいてもらいたい。倒してもいいけれど君達が相手にいきなり襲いかかるのは勘弁してください。」

との事だった。



「名前が広まってってねぇ~可愛いって広まればいいのにぃ~」

って桃がいつもの私は可愛い発言が出ると彩希もいくみもうんっ!て頷く。


「朱音ちゃんとすずかちゃんも服とか買いましょ!」

って女子で売店に行った。暫く待たされて………


「朱音ちゃんとすずかちゃん!!!可愛い~」

女子の喚声が外まで響き渡り、お店から出てきた。完全にうちのメンバーはコスプレ団体だな。まぁいいけど。



「ついでに貴方達にも買ってきたわよ!」

って彩希が手渡したのは…………


「なんで今度はマントなの???せめて武器!!!」

って黒いマントを渡された僕に向かい彩希は「魔法使いなんだからマント!文句ないでしょ?」



はい



一方ハカセは…………

「あの~盾あるけど、ベニヤの盾は処分するの………」

「両手で盾持って頑張ってよっ!」

っていくみに無茶ぶり喰らってた。ジュラルミンの盾みたいだ。なかなか叩くと痛そうだ。

いよいよハカセは盾の人みたいなやつになってしまってる。



朱音ちゃんとすずかちゃんは二人でちょっとモジモジしているけれど、超ミニスカなんだよなぁ♪

「二人でまさか同じの選ぶってねぇ~いい趣味だわ。」

彩希が嬉しそうな顔して喜んでる。まぁ、僕もハカセも喜んじゃうけど、また蹴られないように黙ろう。


「昨日のメンバーの人達だと先ず装備がって言ってたのに、皆さんこんな格好で行くのですか?」

って朱音ちゃんが尤もな事を言ってたのに



彩希が、


「オシャレは我慢から!」


って全然話が噛み合わない会話になってる。

「動き辛いとか、寒いとか、暑いはあるだろうけど、見た目が可愛ければ勝ち。」

怖いなぁ………


「一旦戻ってからキラーちゃんの言ってた虫取に行きましょ。」

いくみが一番しっかりしている。


でも、彩希と組むと弾けちゃうんだよなぁ…

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