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「あの、薄ら馬鹿を倒せばいいのは分かった!」

桃さん?あれは蟻地獄、ウスバカゲロウと違うって!

対峙しているとはいえ人より大きい蟻地獄を倒すのはなかなか至難なのは理解できる。


「こんな時こそ、キラー君の火が役に立つんじゃない?」

おぉ!彩希、それだ!


僕は野球のスイングからの、鉄パイプを振り落とした。

火柱が一気に蟻地獄に向けて真っ直ぐに向かった!


「………これは、世間的に効いてないって言うんだよね…」

僕は正面に立ちはだかる蟻地獄を見ながら呟いた。

「そうね、火をシャワーみたいに浴びていたわ。」

「彩希、本当にシャワーだったわ…気持ち良さそうに、火を浴びるって。」

すずかも彩希と同様、今回は火が効くだろうと予見していたらしい。


「キラーちゃんのここぞ!って時に駄目なのはいつもの事なんだから次の攻撃だよっ!」

いくみは僕の事は駄目なのを予見していたか…


「これ、そこそこ苦戦するんじゃない?あまり近くに寄りたく無いし、ちょっと、桃の槍で突いてみなよ。」

彩希は完全に接近戦の刀なので、桃の槍に期待してみた。


「一回やってみるか!それ、一番槍〜」

桃の槍は相手の顎が見当たらない口の下付近に突いた。


「駄目!硬い!」

結果はなんとなく予想できたよ。


「これは大変だぞ。」

ハカセが両手に盾を構えながら蟻地獄を見上げた。

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