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「すんなり来れたからブタさん待って無くて良かったねっ!」

そんな事を言いながら37階のフロアに入りながら桃が自分の槍を見ている。


「このフロア位から何か出てくるのかしら?って思ったけれど、相変わらず所々に分かれ道がある以外はあまり変わらなそうね。」

朱音も桃と同様薙刀を見ている。


「あっ、長いからさ、刃こぼれとか気になるじゃない、普段見ないし。」

朱音が言いながら薙刀の刃を磨いている。

そんな事をしながらでも普通に歩けるのが僕には凄いと感じた。


「キラーの鉄パイプは売店のオジサンがくれただけだからね!」

彩希が笑いながら僕の鉄パイプを見てから、彩希もみんなの真似をして刀の刃を見た。


「キラーさんの鉄パイプと同じなのは、魔法が使えるかも知れないって大勢が真似して買ってましたけれど、キラーさん意外で魔法を使える人って聞いたこと無いですよね。」

羽角が言っているが、噂では結構高値でも売れたらしい。


「だいたいキラーちゃんしか魔法使いなんか言い出したのは居なかった訳だから、そんな簡単に……」

いくみが言い出した途中で、いきなり眼を見開き、

「キラーちゃんってなんで魔法なんか使える様になったの?」


「多分、変態だからよ…」

彩希の一言で周囲が、『あぁ〜』

納得されてしまった。


「おかしくないかっ!変態だから魔法が使えるって!」

僕の反論に、


「今の彩希の言葉に疑問点は無いわ。完璧な返答だもの。」

すずかに言われると尚更、重みと変態色が強く感じてしまうのは気のせいでは無い気がする。


「でもさ、ゲームでも使い辛いから魔法使いとかなかなか選ばないのに、よく現実で魔法使いなんか選んだよね。桃も近くでキラーが言ってた時に、この人…馬鹿なんじゃない?って…」

桃!言い過ぎだぞっ!

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