表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
203/575

123

「なんかあっさり階段があったけれど。」

いくみが先頭で、37階へ向かう階段を発見した。

「普通さ、こんな時に悪い奴とか出てきて、『通さないぞ!』とか言いながら出てくるよねっ!」

桃がテンション高めに言うと、


「でもだいたいそんなのは主役にやられちゃうのよね。」

すずかは相変わらずのテンションで、でも誰もが納得の事を。


「何もないのは良いことよっ!さぁ行きましょ!」

彩希が無駄に長い刀を鞘に入れたまま肩に乗せて階段を登る。


「彩希の刀も長いけど、あたしの弓も階段登るのって結構邪魔。」

小春が言いながら弓を立てながら上がっていく。

「彩希とかの刀なら必殺技みたいの創れるからいいよねっ!弓って当たるか当たらないかみたいだから…」

「弓はさ、当たった時は既に必殺技みたいなもんなんじゃないかな?桃なんか弓を弾けなくて今の槍に代わったんだよ!」

桃はそうだ、最初弓を弾けなくて諦めたのだった。弓を使っている小春の方が華奢に見えるのだが、何かが違うのだろう。


「羽角は団長オークを階段から落としたりしているけれど、あたしはまだ何も役に立ってないから…」

「小春、まだいくらでも役に立つチャンスなんかあるわよ!ハカセを見てご覧、役になんか一切立たないんだから!」

朱音が毒舌。


「本当に役に立つのはいざって事で…」

ハカセが言っている途中で

「トイレに行く時の事かしら?」

相変わらず彩希が妖艶な笑みを魅せながら此方を振り向いた。


「さ、小春!37階じゃ頑張って階段探すぞ!」

ハカセ…、まぁいいか…


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ