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「何をしょんぼりしてるの?気持ち悪い。」

彩希がハカセを見ながら毒舌。

「いや、本当に僕は役に立たなかったなって…」

いつもの様にハカセが暗い返答をした。

「それでも中央突破するのに、いつもよりは役に立ったと思うよ!今迄なら役になんか全然役に立たなかったのが、あれでもオークを退かしたんだからっ!」

桃は励ましているのだか?貶しているのだか?


「まぁ、階段で犠牲になってくれていたんだから、今回は頑張った方じゃない?」

いくみも若干勢い励ましで。


「キラーの風って殆ど効き目が無さそうだけど、あれは何なのかしらね。」

すずかが僕の風の魔法の立ち位置についての質問だった。


「風は僕も相手を倒すって感じじゃないなぁって思うけど、役に立たなかった訳でも無いからなぁ……使いどころが難しいよ。」

実際水、火の魔法は相手を倒す為に使えるのだが、風はムカデを裏返しにしたり、オークに埃を巻き上げたりした程度なのである。


「でも、あたし初めてキラーの実戦での魔法を見た時にやってみたい!って思ったよっ!」

小春が興奮気味に話している。

「その前に小春は敵が出てきたらオドオドしない事ね!」

朱音が小春に言ったが、今回の小春はやはり、オーク達に殺されそうになった為かなかなか萎縮して今回は気を失わなくて良かったレベルであった。


「ごめんなさい。何度か対戦したけれど、何か今回はあの時みたいに仲間が倒されたりしてってなったのが…」

小春は僕達と初めて逢った時の事がフラッシュバックしたみたいだ。


まだもう少し上に行かないといけないが、果たしてオーク達にはまた遭遇してしまうのだろうか?心配は過るばかりである。

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