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「ここで、ハカセが一気に倒せば少しは見直すんだけどな。」

ハカセの顔を下から見上げながら彩希が、笑っている。

そうだ、団長オークを前にしても彼女は笑いながら相手にしようとしているのだ。


「…ホント、みんなこんな感じだから変な心構えよりは戦いやすいのかも…」

すずかが先日気持ちが異なると想っていたのを、この雰囲気を受け入れてくれた事は本当に有り難い。


「たまにはさ、僕の火からスタートしてみよう!」

僕としては、ハカセが目立つイコール単なる進行役なのが少し寂しかったので、野球の素振りから縦に鉄パイプを振り落とした。


ゴオッと火を噴き出して団長オークに。

「グワァ!なんだこの人間!火なんか噴きやがる!」

何故かオーク達は鉄パイプの存在よりも、僕自身が火を噴き出している様に感じているらしい。


「もっと火に威力があるかと思っていたけれど、キラーちゃんの…案外あの団長に効き目ないみたいね。」

いくみが困り顔で僕の隣で呟いた。

「自分では結構な手応えがあったんだけどな…」

これは暫くまた進行役に徹するしかないのかな?

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