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何故あのタイミングで水泡蘭先生と城の兵士達が取り囲んでくれたのかと言うと、彩希が呼びまくったらしい。

「あれ?桃だけみんなの事見てたわ…日暮谷君の後ろから来たあの5人も今取り押さえられたけれど何者?」

たしかに人ではないなにかだった。


「私だっていくら悪者でも人間だったらなんか嫌じゃない?あれ悪魔でしょ?」

いくみの二刀流はかなり相手を驚かせたけれど、僕も驚いた。


「私って、桃とか彩希みたいなキャラが無いからねぇ~二刀流で!!」

ビシッと構えた格好がナイフ2つに紅いドレス、可愛い~って飛びつきたくなるけれど二刀流に殺られるから観てるだけにしよう。



押さえ込まれた日暮谷が此方を見ながらニヤリと……………



いきなり爆発したのだ。

押さえていた兵士数名の身体が飛び散り、他の5人も跡形も無くなり当然日暮谷の姿も無くなってしまった。大惨事と言っていいのだろう。僕達メンバーは兵士が来たから離れていたので大丈夫な様に見えるのだが、粉塵とよく判らない血みたいのが此方にも飛び散っていた。


ホッとしていたところでのこれはかなり辛い。ましてや、城の兵士達が姿も無くなる程の被害だ。

「なんであんな事したの?日暮谷って…」

桃が今まで君付けで呼んでたのを呼び捨てた。

「赦せない」

あれだけアイドル感しかなかった桃に強い気持ちをみた。



「ちょっと~何が………」

彩希とハカセが誘拐されていた女の子2人を連れてきながら今の惨状に絶句。

ひととおり今の日暮谷が自爆した事等を説明して、二人が連れてきた誘拐された子達にようやく話を聞けた。

兎に角逃げる事もできず、縛られていた様だ。それを置いてアイツ等が此方に戦闘してきたんだ。


ここで僕達は他に何もできないので、水泡蘭先生が自爆した兵士達の確認をしているのを確認して、先生に誘拐された女の子2人を連れて街に戻る事を伝えて帰る事にした。

「すまない。訓練場に連れていってあげてください。救護所に言えば分かるので、よろしくお願いします。」

と、惨劇に水泡蘭先生はいろいろと指示をしながら動いていた。



「ハカセ!貴方は盾があれば大丈夫ねっ!」

いくみがすっかり二刀流を気に入ってしまったらしくハカセの武器が無い事には触れない。

「ハカセの盾で殴るって聞いただけだと、変だけどあれで勝ったんだもの、ハカセの武器は盾でいいんじゃない?遂にハカセの凄さが出たって感じで。」

彩希にも言われて、当のハカセは…………



女の子に言われて嬉しくてニヤニヤしてた。


「うわっ!キモ!!!」桃の意見に賛同~

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