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「あー!もう今迄の人生で最悪の事だよっ!」

「だから、何処かの陰で隠れてすればいいでしょっ!」

ハカセの人生最悪のピンチに彩希の罵声が……


「えっ?何が?どうしたの?」

桃が心配そうにハカセと彩希の顔を見ながら聞いている。


「ハカセがね、出そうなんだって。」

「あー!彩希!言わないでよっ!」


「あ、そんなピンチなんだ!桃の視界でしないでね。」

桃がニコッと笑ってスルー。


「あぁ…やっぱり35階迄今の状態を保つのは無理みたいだ。」

廃人と化しているハカセの事を気にしながら遂に上りの階段を発見した。


「ハカセさぁ、無理なら階段にしておけばぁ〜縄張りみたいに!」

「いくみ!こっちは必死なんだよっ!」

汗だくになりながらハカセの微妙な足取りで階段を登る。


「折角私が気晴らしな話をしてあげてるのに、ハカセってば本気で言い返すんだもんなぁー。やっぱりチェリー君って感じだよね。」

いくみと朱音、彩希達で話が盛り上がっているが、ハカセのピンチも盛り上がってきた。


「本当にヤバいのならそこでしなさいよ。私、鼻がいいから遠くでお願い。」

すずかに迄言われ出した。


「あっ!やっと分かりました!ハカセ、トイレに行きたいんですねっ!」

小春、さっき泣いてたけど、鈍い奴だな…

可愛いけど。


そんな訳で、ハカセは苦しみながら34階を歩いている。

何も出なければいいが、敵も、ハカセのも…

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