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「あっ!みんな!!助けてくれ!やっと逃げてきた……」
いきなり日暮谷が目の前に来た。
「逃げてきた?みんな日暮谷が首謀の犯人ってみてるよ。実際に君がやった事じゃない?それよりも女の子2人は大丈夫?」
女性陣3名を後ろにして、僕は尋ねた。何があるか分からないから警戒しながら………
「女性2人は一緒にいた奴等がまだ引き連れている。落ち着いてしまったら何がおきるか分からない。」
と、言いながら近付いて来ようとした所を
「ハンマーを捨てろ!!」
彩希が叫んだ。
と、同時に日暮谷がハンマーを振り上げた。更に後ろから5人の男が一気に………
日暮谷のハンマーはハカセのベニアの盾を若干凹ましてなんとか攻撃を防げた。
「よく動きをみてたね。知っている奴等なら簡単だと思ったけれど、流石だよ。そして日暮谷だけれど、体力測定迄が日暮谷だったのだわ。アイツを殺して俺が日暮谷になりすましたって訳だ。俺の名前は………」
「日暮谷だろ!!」
と、言いながら僕は石を打った。腹部に当たりうずくまる日暮谷。仲間5人が一気に来た処でいきなり人影が………
「シュッ!」と刃物の鋭い切れ味で2人が腕と腹に出血している。
「できた!!やっぱ私最高~」
いくみが人を斬りながら恐いわ……
「って、なんでナイフ2本持ちなんだよ!1本いつ仕入れた??」
と、聞くとハカセが、
「僕のよこせって…」
いじめられっ子か!ハカセ盾しか無いのかよ!
と、話していたら日暮谷が立ち上がり、
「やってくれるじゃないかよ。流石スライム倒した奴等だわ!」
と言いながら向かって来た。
ハカセのベニアの盾が日暮谷の頭にヒット!!
「横向きの痛いやつじゃん!!」
桃が叫ぶと同時に、日暮谷が倒れた。
そこへ、「間に合ったか!!大丈夫かー!!」
と水泡蘭先生達の団体が来た。
これで安心だ。