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「ねぇ、クリスタルも貰った事だし、あの団長オークが動くの遅いから……逃げない?」

いくみがクリスタルを持ちながらいきなりの提案だった。


「そうだよね!別に倒さなきゃいけない訳じゃないもんねっ!」

彩希がすぐに同調する。


女王様二人の意見が纏まれば動きは早………


「誰が女王様?」

彩希に睨まれた。


「ま、ま、まぁ、兎に角ここは、いくみの言う通り、逃げよう!」

僕はなんとか場を変える事に専念。


「一応さ、僕とキラーで、後ろを見るから羽角が先頭でアイツ等から離れた場所に!」

と、珍しくハカセが仕切っている。


「ハカセ、肩の槍の傷、結構痛そうだけど大丈夫か?」

僕は先程やられた傷を近くで見て心配になった。

結構深い傷である。


「今は大丈夫!殺されて無いから!今は離れるのが先だよ!」

珍しくハカセが頑張っているので、僕も後方支援と言う事で、一度火の魔法をかけて怯ませた。


「アタシも遠距離攻撃だから!」

と、小春も弓を一度使い相手の足を止める。




「完全に離れたね!いやいや〜オークがみんな太っていなければできない技だよ。」

朱音が後ろを見ながらニコリと笑った。


「本当ね。普通戦っているのなら、決着つくまで!みたいな考え方しか浮かばないのを、いくみは逃げるって言い出すのだもの。」

すずかもホッとした表情で、後方を見ていた。


「問題はいつまた会ってしまうか?なんだけどね。」

いくみがクリスタルを見ながら話しているのを彩希が、


「このクリスタルで4つ目。一応全て誰が持っているのかが、私達は判っているわ。そしてね、昨日調べた情報だと…この塔の何処かに祭壇があるみたいなの。」

流石彩希。そんな情報を何処で調べたのだか?


「って事は、祭壇にとりあえず行けばいいんだ!よしっ!桃は今回約に立たなかったから祭壇を見つけるぞ!」

桃がそんな事を言った直後、


「その前に、ハカセの怪我が…」

羽角がハカセの盾を持ちながら、ハカセの怪我の箇所に包帯をしていた。


「そうね、今は上に行くよりも、一旦引き返した方が良さそうね。オークに遭わない様に、さっき来たエレベーター迄戻りましょう。」

朱音が前を歩いてエレベーター迄向かう事にした。

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