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「いやー、危なかったぁ!」

彩希がホッとした表情で此方を見た。


「本当に今回は難しかったね!」

朱音も薙刀を持ちながらホッとしている。


「大丈夫?怪我してない?」

いくみは即座に気を失っていた女の子に声をかけた。



「……う、う、うわあぁ!ブタ!!」


「誰がブタだっ!」


「いやいや!いくみ!ナイフを出すなっ!」

僕は慌てて止めた。



「あ、危なかった…危うく美少女がいくみに惨殺される処だった…」

僕は先程の戦闘よりも疲れた……


「ほんと、すいませんでした。そして、ありがとうございます。」

女の子が深く頭を下げた。


「ありがとうございます。僕は諏訪羽角(すわうかく)といいます。で、隣は…」


「あっ、京橋小春(きょうばしこはる)ですっ!すいません、さっきは気を失ってしまっていて…」

と、名乗ってくれた。


「仲間は他に居たの?二人は完全に………だったけれど…」

すずかが話ているが、確かに全員で4人では無いだろう。


「はい、他の6人は……残念だけれど、僕と小春を突き飛ばして逃げて行ってしまった…」

羽角が泣きながら話している。


「あ……そんなの仲間じゃないよぉ…酷い!」

桃の声は怒る時だけ、トーンが低くなる。


「もうさ、みんなの意見を合わすとかもない状況でしょ?私達と一緒に行きましょうよっ!」

いくみに言われる迄も無く、全員一致で二人をメンバーに入れる事にした。


「兎に角、エレベーターの場所を探しましょう。」

彩希が冷静に行動を進める。



「朱音、ちょっと一旦街に戻ったら個人的に話があるの。」

すずかが小声で朱音に話しているのを僕は聞くとは無しに聞いてしまった。


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