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「いやいや!すずか!みんなは悪く無いって!」
と、ハカセが言いながら近くにいたオークを盾で殴りつけながらすずかの近くに寄った。
「オマエ等!ついでみたいに殴りやがったなっ!」
ハカセに殴られたオークが頭を押さえながら此方に向かってくる。
「あー!邪魔くさい!」
彩希が向かってきたオークの横っ腹を一挙に斬り捨ててしまった。
「ギャァ!」
悲鳴をあげてオークは倒れた。
「キサマ等!こんな事やりやがって!」
仲間のオークが彩希に向かってくる。
「今は大変な処なんだから、邪魔しないで!」
朱音が薙刀で腕に斬りつけた。
「オマエ達!なんなんだ!ワザとだろう!」
オークの首領も槍をあげて向かってきた。
「だーかーらー!今は取り込み中!!」
僕は水の魔法を使って首領の右横にいた奴を吹っ飛ばした。
「首領!コイツ等、なんなんだ?」
完全に浮き足立っている。
「そろそろ、すずかの機嫌が治ってくれないと、ブタさんも怒っちゃうよぉ〜」
桃が言いながらオークの首領の左側に居た奴を槍で突く。
「もう!いい加減にしなさいっ!」
言いながらいくみがオークの首領の右手首にナイフを突き立てた。
「こ、こ、これは……一旦引き上げろ!」
オーク達が去った。
仲間の3名は完全に動けなくなっていたが、担いで連れて行った。