表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
152/575

72

 「ねぇ…その新魔法って、風だよね。見えないし。」

彩希が剣でムカデを斬りつけながら僕に言った。


「やっぱり風だよね!って、何処から風が発生してるんだ?手品みたいな魔法…」

僕は自分の鉄パイプと手を見ながらひたすら疑問符しか浮かばなかった。


「病原菌は空気感染とかでもなるから、そこからじゃ…」

ハカセ!それは風邪だよっ!


「緊急事態中に本気で間違えてると喉元をナイフで切り裂くよ!」

なんか、いくみが怖いのですが。


「しょうがないじゃない!あたし、なんなの近くでナイフなんかで斬りつけたくないもん!暇なんだからっ!」

暇って言うなよ、いくみ。


「ふぅ、桃の槍も役に立ったよ!長くないと近寄れないよねぇ。」

桃が満足そうに倒したムカデを見た。


「結局、私と朱音と桃しかムカデに向かっていかないし、キラー君は謎の魔法で裏返して本人が驚いてるし。」

彩希が言うのも尤もな事だが、僕は本当にビックリして何もしていなかった。

この魔法は果たして他に役に立つのか?



「うわぁ!」

ハカセの悲鳴にみんなでハカセを見ると、


ムカデの遺体に既に巨大ゴキブリが2匹。


「早く行きましょう。ここはまだゴキブリいるのね。」

冷静にすずかが話していたが、


「すずかも何もしていなかったよね?」

僕の問に、


「気持ち悪いのは嫌だわ…」

冷静にすずかが返答してきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ