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 「なんか許可貰うのに凄い人じゃない?朝の病院って感じ…」

いくみがボヤいてますが、確かに朝の病院の例えは合っている。


「これ、ちょっと他のグループの人に聞いてきたけれど、許可が出るのが3日に1回しか無いからみたいよ。でも、たまたまきょうはその日みたいだから良かったわ…」

彩希がそんな情報を仕入れてきた。


「どうせやる事無いから並ぶのもしょうがないか。でも、こんなに人が塔に入れるのかな?」


桃が言うと、


「ここは数階迄行く間に挫折か死ぬしかないぞ!」

後ろに並んでいたオッサンのグループが教えてくれた。


「や、や、や、やっぱりなんかヤバいんですか?嫌だなぁ…」

ハカセが少しビビり出した。



「ただ、噂ではいろいろモノがあるらしい。一旦許可を貰えば死ぬ迄有効らしいからな!」

そんな事をオッサン達が話してくれたが、このオッサン達は強そうだ。


少なくとも僕達は闘いに行くよりも、アトラクションに並んでいるグループに見えてしまうグループである。

そんなのをガラスに映った姿を観て想った。



「順番待ちでこんな会話ばかりなのは、私達でも無さそうよ。結構みんな知らないで来ているグループも多いもの…」

すずかが鉈を研ぎながら周囲を見回しながら話している。



いよいよ僕達の順番である。

係りの人から人数と名前を告げ、パスカードを渡された。

「このプリサイスタワーの中で此方を持っていればもし、亡くなられた場合遺体を回収できる可能性があります。入場の時は必ず見せてください。」

プリサイスタワーと云うのがこの塔の名前なのを初めて知った。

ついでにかなり物騒な事にはを言ってなかった?


「結構死んでるみたいね…キラー君、私を守ってねっ!」

彩希に可愛い顔で言われたが、自分だけ?

相変わらずだな…


でも、本当に危険があるみたいのはこの受付でなんとなく理解できた。



「並ぶの疲れたから、明日からにしましょ!」

いくみー!そんなので有りか??


「賛成!」

桃の声まで元気になってるし…

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