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訓練場の部屋に戻ってきた。

たった1回の戦闘だったのに物凄く疲れてる。

あの石をノックして当てただけという結果で勝ったのを、桃達がテンション上がりまくりでダンジョンから戻ってきたのだが、僕はこれが勝ったのかを確信できなかった。無我夢中ってあるんだなって初めて思ったけれど、たまたまって気持ちしかなかったのだ。


「凄いですね!おめでとう!!」

みたいな祝福をされているのと一緒に………


「うちの魔法使いのキラーって凄いでしょ」

みたいのを彩希が珍しく大勢の前で話している。

「魔法使いでキラーって、なんか格が凄いですね!!キラーだって!!!」

…………翠ですけど、すっかりキラーが名前で浸透してしまった。

「後ろから物凄い勢いで、石みたいのを飛ばしたんだよぉ~」

いくみ!!見てなかったの?石だよ!僕があのお爺ちゃんの杖で打った石を………

ハカセも

「ほんと、石みたいのがスライムに当たった瞬間に粉々で、魔法ってほんとにあるだ」って、



無いよ!!!


またまた~謙遜しちゃって!!!


これはヤバい。魔法使いになっている。

魔法なんか使えないのに。

「なかなかデビュー戦で一撃は見たことなかった」

って、水泡蘭先生?話を確信迄言ってくれないの?



「今は暫く魔法使いでいきましょう。混乱しますから。」

って水泡蘭先生。

いやいや、僕が混乱してるよー



周囲を見れば殆んどが負傷している。

スライムに慌てて転んだりしたのが大半らしいけれど、僕達5人は無傷。それが尚更周囲からの注目を浴びてしまっている。

女性3名は元来目立ちたがり屋だから、ここぞと可愛いアピールしてるし、無口だったハカセも饒舌。

って、ハカセはスライムと戦っていた時何やってたの??

「僕は盾で顔を隠してました。」



次に入った時に死なない様にしよう。

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