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 「それで、新品のテントを1晩でどうして壊せるの?不良品だった?」

起きたばかりでテントから出てきた彩希が開口一番にこの様な言い方になった。



「野盗が来て応戦したんだよ!これはそれの…」

僕は言いながらいくみの方を向いた。



「野盗が来たのは本当よっ!キラーちゃんとすずかと朱音で追い払ったもの。」

いくみがここまでは正直に話してくれた。



「それで、テントも攻撃されたの?桃と彩希ってずっと寝てたから危なかったねぇー」

桃も起き抜けにこんな有様を見て驚いている。



「そうなの、ありがとう。ところでハカセは何をしていたのかしら?私達の隣のテントにもかかわらず私達のテントに被害はないけれど…」

彩希が少し口調を強めた。



「僕は起きたら…」

ハカセの途中でいくみが、


「ハカセは寝ながらテントを壊したの!」


「嘘だ!いくみー!!」

ハカセか絶叫してる。


僕に耳元で、

「私が壊したって今言ったら刺すわ!」


いくみさん?怖くない?



「そう…ハカセが壊したのね!責任とって、壊れたテントを持って次の街迄行くわよ。ゴミだからってその場で捨てない!」

なんか彩希って偉いな。


ハカセはいくみの睨みにテントを渋々畳んで持って行こうとしたのだが、骨組みが折れている為、畳むことも出来なくなっていた。



これは大変だ、ハカセ頑張って!

寝てた罰だね。

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